語らぬ人
各所の都合で葬儀は2日後の12月5日となりました。
義父さんの遺体は12月1日から斎場の安置所に寝かされています。
安らかなお顔です。
声を掛ければいつものように「ん?」と目を開けそうな・・・。
義父さんは二人の娘を嫁がせて夫婦水入らずで暮らすつもりだったのでしょう。
しかし、17年前に義母さんは63歳と言う年齢で早逝されました。
奇しくも63歳は今の私の年齢です。
それ以来、一軒家で拾ってきた猫と共に一人暮らしを続けていました。
6年前に心臓弁の手術をして体も弱り始めた頃にこちらに来てくださいと何度も声を掛けていたのですが、猫がいるから行けないと言う返事でした。
そして一昨年、猫が寿命を迎えて断る理由もなくなったのか、あっさりと我が家に越して来たのです。
17年間も一軒家に一人暮らしをしていた義父さんですが、どんな暮らしぶりだったのか私には分かりません。食事はコンビニ弁当が主だったと聞いていますが、寂しいと感じたことも多かったんでしょうね。
こちらに越してきて良かったことの一つに誰かと話せることと言ってました。猫に話しかけても会話にはなりませんからね。
なんでしょうか、うちの嫁は義父さんと昔話をすると言うことはありませんでした。私なんかは実母とは良く昔話をしたもんですが・・・。性格なんでしょうね。
趣味も無く、近くに友達もいない17年の一人暮らしって想像も出来ないんですけど、私には耐えられないな。
子供達がみんな自立して家を出て行ってしまう事例は少なくないんでしょうね。住宅事情から同居したくても出来ないなんてこともあるんでしょう。
良く、子供達の家をたらい回しにされているなんて話も聞きますが、薄情だなあと感じます。まあ、私は一人っ子なので漠然と子供の頃から親の老後の面倒はみるものだと覚悟していたので問題はありませんでしたけど。
私自身は家族に面倒を見てもらう状況になる前にポックリ逝けたらいいなと思ってます。
うちの女房は私に「寝たきりとかならないでよ、持ち上げられないんだから」と言ってます。そんなもん、分からないでしょうに。( ^o^)
なんで、こっち向いてる写真を撮らなかったんだろうと後悔してます。
泌尿器の担当医は面白い人だとお気に入りでしたが、もうお会いすることもありません。
看護師さんも明るくて、とても親切でした。
連絡した方がいいんでしょうか。
救急で運ばれた病院は同じなんですが、こう言うのって内部的に連絡がいくのでしょうか。
私は毎年人間ドックに行ってますが、特に指摘されたことはありません。自分的には心肺機能が低下している感じはします。
持病は頸椎症と頸椎ヘルニアくらいなもので、近々手術を考えてはいます。このまま悪化すると手足に麻痺が出て動けなくなりそうですから。
そうそう、義父さんの尿瓶、今日届きました。