怒れる韓国人
8月2日に日本政府は韓国のホワイト国指定を除外する政令改定を閣議決定した。
この政令改定により日本企業は韓国への輸出に際して簡素化されていた手続きが通常のものに変更される。
簡単に言えば、誰が何をどれだけ購入して、何処に納品して誰がどのような用途で使うかに関する詳細な書類が求められることになる。
日本政府は欧米諸国を含む27カ国をホワイト国指定しているが、今回その27カ国から韓国を除外することにした。
昨年、韓国では40トンにも登るフッ素ガスを日本から輸入した。しかし、不良品であると言う理由から返品したと報告している。ところが、実際に返品されたフッ素ガスの量は126キロだけであり、39.8トン余りが行方不明になっている。
フッ素ガスはサリンなどの毒ガスの原料であり核開発などにも利用される素材であるだけにこれがもし悪用されるような事があれば大変な事である。
日本政府が輸入品に関して管理体制の甘い韓国に対して今回の処置は全く妥当な話と言わざるを得ない。
ホワイト国への復帰は殆ど無理であろうが取りあえず非指定国と同様に通常の手続きに従い輸入をしてくださいと言う事である。
「分かりました。手続きに従い輸入し、輸入物資の管理を適切に行います」
と言えば済む話なんだが・・・。
一切このことに言及しないうえ、さらに日本だって物資の不正輸出があったろうと居直る始末。
日本政府はこの手の案件に関しては輸出を未然に防ぎ摘発して処分している。
他人はどうでもいいから自分の所の管理体制を厳格化してくれればそれでいいのだ。
先のレーダー照射事件の時もそうだ。
「ミスで照射してしまいました。以後は気を付けます」
これで良かったのだ。
しかし、韓国と言う国はとにかく謝ると言うことをしない。言い訳をしたり、話をすり替えてなんとか誤魔化そうとする。
ソウル大学の教授が韓国史について解説している動画を見た際、古い時代に韓国人は嘘がつけないと馬鹿だと見なされていたらしい。学校でも如何に人を欺し自分の利益を得るかについて教師が教えていたという。立派な嘘つきは賞賛されたのだそうだ。
今回の貿易管理問題に関しては直接被害を受けるのは韓国企業である。ところが韓国大統領府は日本の悪と正面から戦うと宣言し、国民はそれに酔いしれたように不買運動や抗議集会を繰り広げている。
韓国企業としては政府から「輸入物資の管理を厳格化するように」と言う通達が出されて問題のあった不正に関して調査と是正勧告がなされればそれで済む話だと思っているに違いない。韓国企業は出来れば事態が沈静化してくくればと希望しているに違いない。我々が今後日本からの輸入品に関してしっかりとした対応をしますからと言いたいところだろう。文政権の陽動により世論が反日で荒れ狂っている時に企業としてはとてもそんなことを口に出来ない空気なのだろう。流言飛語に踊らされる国民性を巧みに利用した文大統領の世論操作術が功を奏しているとしか言いようがない。
例え見ている物が白だとしも、多数があれは黒だと言えば大衆には黒く見えてしまうに違いない。ここがかの国の異常なところなのだ。
恐らくだが韓国政府が日本の輸出管理厳格化に対して何ら言及しないのは実際に北朝鮮に物資を横流ししている企業に対して見て見ぬ振りをしていた事実が白日の元に晒されることを恐れているのかも知れない。
もしそれが事実であればアメリカをはじめとした世界各国から非難され世界から孤立することは間違いない。だから絶対に認めたり謝罪することはできないのだ。
日本政府は韓国の抗議に対してこれは貿易管理の厳格化であり報復ではないとしか説明をしていない。なぜそのような処置に至ったかを丁寧に説明すべきだと思う。まるで昔の武士があらぬ嫌疑を掛けられても多くを語らず命じられた切腹を無言で受け入れているようにしか見えない。今は江戸時代でないのだ、武士道などは世界に通用しないし理解もされない。そんな美学に心を打たれるのは日本人かよほどの日本マニアでしかない。
国際社会では発言した者が勝ちである。無言の抗議など全くもって無意味なのだ。何を格好付けてるのだろうと歯がゆい思いをしている国民も多いことだろう。
せっかく刀を抜いたのだ、ここで切りつけることを躊躇してしまえばなんの意味も無い、むしろ日本に非があったと認める事になりかねない。
とは言え、韓国の出方を見た上で第三弾の本当の意味での報復を準備していると言うのであれば安倍さんも相当胆が座ってきたと言う事だろうか。