ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

川は怖い

なんとなくYoutubeの動画を見ていたら「DQNの川流れ」と言うタイトルが目に止まりました。


内容を見ると・・・思い出しました。


事件が起きたのは1999年の八月、神奈川県の玄倉川でした。川の中州でキャンプをしていた一団がいました。熱帯低気圧による大雨が予想されていることから地方自治体の避難勧告が再三行われたにも関わらず暴言を吐いて無視し続け、翌朝には大雨洪水注意報が発令されて川はさらに増水して彼らは中州に取り残されました。



やがて水位は2メートルにまで上昇して取り残された18名が全員流され、4名は対岸にたどり着いたものの、残り13名は下流に流されて全員死亡したのです。
流される寸前に幼児を放り投げて無事に救助されたため激流に流されて命を落としたのは13名となりました。


内訳は男性5人とその妻2人、1歳から9歳の子供4人と、男性が連れてきた女性2名でした。


このキャンプを仕切ったリーダー格の男性は生存しています。数々の暴言はテレビで中継されて国民から大バッシングを受けたようですが、この場ではその件に関しては触れないことにしておきます。


コロナの影響でどうなるか分かりませんが、梅雨が明ければアウトドアに繰り出す人たちも増えることでしょう。川岸でテントを張る人たちもたくさんいるでしょうが、川って本当に怖いんです。何が危険なのか十分な知識を持ってアウトドアライフを楽しんでもらいたいものです。


さて、ここで私の川での体験をいくつか紹介しておきますので、ああそういうこともあるのかと記憶に留めておいてくださると幸いです。


1.タコつぼ


私の親の郷里である宮城県に白石川と言う一級河川があります。高校時代に従弟たちと釣りに行った時のことです。川の深さは大体膝下位だったので向こう岸に渡って釣りをしました。釣りを終えて反対側に渡ろうとした時、横2メートルくらい離れて渡っていた従弟たちは膝下深さだったのに、私だけがいきなり水没しました。従弟たちによれば釣り竿の先しか見えなくなったとのことでした。
この川は川砂利を採取する場所があり、いきなり深くなっている場所があると後で聞きましたが、いきなり水深が2メートルを超える場所があったりしてとても危険です。
こういう場所を地元ではタコつぼなんて言ってました。
幸いにも私はパニックになることはなく、そのまま進んで浅いところに出られましたが、慣れていない人なら危険だったでしょうね。


2.キャンプ


中学時代に仲間三人と神奈川県の白石沢と言う沢にキャンプに出かけました。
テントを張った場所は川岸から30メートルほど離れていました。
飯盒でご飯を炊いて夕食を楽しんだ後、20時くらいに寝た私たちは暫くして大人の声に起こされました。気が付くとテントは激しい雨音でうるさい程でした。
ジッパーを開けるとカッパを来たおじさんがすぐに片付けてバンガローのある高台に移動しろと言うのです。
外に出た私たちは懐中電灯で周囲を照らしたところ、30メートル離れてた川岸が5メートルにまで近づいていました。
慌てて片付けた後、我々はおじさんの指示で高台のバンガローに移動させてもらい、再び眠りにつきました。
翌朝、雨はまだ降っていました。そして我々がテントを張っていた河原を見て愕然とします。すべてが水没して、濁流が流れていました。


3.バイクの渡川


若いころ、オフロードバイクのXL250と言うのに乗っていました。
その日は多摩川にオフロードバイクの連中が集まってモトクロスの練習ができるところがあるので出かけました。
暫くコースを走っていましたが、時間も16時ころになりそろそろ帰ろうかと考えました。
その場所は二子玉の橋に割と近いのでそちらに行けばよかったのですが、目の前の多摩川を渡れないかと魔が差しました。
見ればチャラチャラとした浅瀬が向こう岸まで続いているように見えました。
なんとかなるだろうと走り出したのですが、半分程渡ったところで水深が40センチほどになったところで失速してしまいました。
予想より水の流れは強く、バイクを支えるのが精いっぱいでまさに進退窮まった状態で川の中央で立ち往生です。
辺りは薄暗くなり始めて絶望感が漂い始めます。最悪はバイクをそこに放置して帰ろうかと思った時、一人のライダーが川の中を走って近づいてきました。
「大丈夫ですか」
そう言うと彼は私を手伝ってくれてバイクを元の岸まで連れて行ってくれました。
「川ってのは浅く見えても水流が結構強いんですよ。バイクは結構抵抗があるので気を付けないと」
とアドバイスをいただきました。
何度もお礼を言って彼とは別れましたが、本当に助かりました。
本当にバカですよね。(笑)


私は釣りをしますが、川釣りは全くしません。ほとんどが海です。
まあ、海も危険なんですけど危ないところには近づかないように心がけています。


釣りに行くにしても天候を調べて、悪くなるようならすぐに中止にします。むろん、自分でボートを出す時でも少しでも波風があるようなら速攻中止の決断をします。


海や山、川などにお出かけになる機会も増えると思いますが、ネットなどでそこにどんな危険が潜んでいるか、またそういう事態に遭遇した時にどのように対応すべきか予備知識を持ってお出かけになるようお勧めします。

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