ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

なんで2軒目を立てるかって?

暇なおじさんはすることもなくブログを書いています。


早期退職と言う訳ではありませんが、定年を迎える前にさっさとリタイアしてしまいました。元の職業はシステムエンジニアでした。


かれこれプー太郎になって2年になります。家でゴロゴロしてるのでメタボが進行し続けています。運動しろと言われますが、職業病なのか頸椎症と言う持病があるため首に振動が伝わるような運動は医者から禁止されています。


変に首に振動が掛かるとどうなるか・・・両手が痺れて動かせなくなります。


「おーい。動けーっ」と言ってもビクともしません。


今のところは1分程で回復しますが、状況は悪化を辿っているようで、これ以上進行させないようにと言うことで運動はしていません。


さてと。


今回、新築することになった理由ですが。

現在の家なんですが、同じ形の家が二軒売り出されたものの片方を買った訳です。見た目は完全に独立した家です。

ところが、隣家の方がローンの組み替えをしようと銀行に依頼したところ、お宅は長屋だから単独では立て替えや売却ができないと言われたそうです。


寝耳に水ですね。


購入時の重要事項説明ではそんな説明はありませんでした。もちろん、重要事項説明書にも記載がありません。つまり、騙されたと言うことです。

細かいことは省きますが、お隣さんの希望で売り主を相手に訴訟を起こしている最中なのです。要するに、二物件にして売ることができない面積の家を騙して売りつけたことによる詐欺事件と言うことです。


結論として、単独で売買できない土地なので、私か隣家が相手の持ち分を買い取ると言うことで同意はしているんですが、それにしても泣き寝入りはしたくないと言う隣家の希望に添って知り合いの弁護士に依頼した訳です。


バラバラに売ろうとすれば市価からはかけ離れた値段でたたかれることは明白な土地です。相手の分を買い入れて合計すれば東急沿線と言うことでそれなりの価格で売却が可能になります。

お隣が悩んでいる最中に幸いにも土地購入の話が来たので乗っかった訳です。


うちが買いましょうかと言いましたが、隣家では新しく家を買う余裕はないとのことで損害賠償が貰えたらそれに足してこちらの土地を買い取るつもりだそうです。


私達家族は新居ができたら越して、今の家はリホームして隣が買い取る準備ができるまで賃貸で貸す予定です。これって、私の収入になります。大家さんです。(笑)


普通車が3台止められる半地下の駐車場付きで間取りは4LDKの一戸建てです。友人の不動産屋が管理をしてくれるそうですから任せるつもりです。


実は新居は長女が施主なのです。

数年前から作家デビューをしてそこそこの収入があります。お陰様で本の売れ行きも上々で、事情を酌んでくれた長女が新居建築に同意してくれた訳です。


それにしても、自分の家だと言うのに長女は全くの無関心です。

新居の打ち合わせは私と女房が前面に出て交渉しています。本人は契約の時くらいしか顔を出しません。

仮契約の時、積水の営業さんはサイン色紙を鞄に潜ませていたそうですが、たまたま不機嫌だった長女の様子を見て、出すに出せなかったと苦笑いしていました。


たぶん、断られただろうな・・・。


書店のサイン会なんかもすごく嫌がって無理矢理連れて行かれますから。


まあ、そんな訳で、2軒目の家は望んで建てる訳ではないのです。


それでも、新しい家はやっぱりうれしい。私は嬉々として設計したり、打ち合わせに出かけて行ってます。


なんせ暇なものですから。

コンセプト

来週の土曜に外房からヒラメ釣りに行くため必要な物を買いに友人と釣り具店に行ってきました。帰りにファミレスでランチをしながら新しい家の話などをしてました。この友人なんですが新居の庭造りを強制的に手伝わせることにしています。(笑)
ちなみに、これが今年の春の釣果です。大きいもので2キロオーバーです。

この一月前に行った時は9枚釣り上げています。2015年はヒラメが良かった。
来週は何枚釣れるでしょうか。状況はあまり良くないようですが・・・。


さて、本題に入ります。


現在は横浜で建売で買った4LDKの二階建ての家に住んでいるんですが、新しく建てるにあたっての基準はもちろんこの家と言うことになります。
つまり、今の家の不満な点を解消することがメインテーマと言うことになります。


不満な点。
・収納が少ない
・LDKが狭い(12畳)
・洗面所が狭い
・歳なので階段を昇りたくない
・庭が使えない


こんなところでしょうか。


そして、4ヶ月かけて検討を繰り返した結果できた間取りがこれです。


平屋です。通常の生活はほとんど垂直移動はありません。

このパースを元に設計が進んでいますが、内装はまだ何も決まっていないので雰囲気はこの通りになるかどうかは不明です。


玄関アプローチ

通路を通ってくると右手に玄関アプローチがあります。ここ土間コンを打たないで中央に自然石の石畳を並べ、周りにサツキなどの低木を植えます。そして、シンボルツリーとしては桜の木を1本植えます。玄関ポーチまで6メートルあります。できれば、植木の中に誘導灯なんかをさりげなく点けたいですね。


玄関ポーチ

ポーチは屋根の軒の下になります。幅2メートル、奥行き2.5メートルです。玄関ドア前に1メートル幅の平坦面を付け、残りの1.5メートルをスロープにして車いすが上れるようにします。


玄関

ウオールナットのドアが付きます。ドア幅は1.2メートルで、結構な重量感があります。中から見ると全面が分厚い防犯ガラスが張ってあります。展示物件を見て気に入ったので指定しました。敢えて値段は聞いてません。(高そう・・・)

玄関を入ると右側にシューズ用のクローゼットとコート用クローゼットがあります。ドアに姿見の付いたもので、標準ではなく社外品だそうです。

玄関自体はあまり広くとりませんでした。玄関に住むわけではありませんし、2坪もあれば十分だと思います。


廊下

かつて設計した間取りは廊下が長く、その廊下を中心に各部屋や水回り、リビングが配置されていました。ここでも同じように廊下で生活する訳ではないと言うことで極力廊下の少ない間取りにしました。廊下の行き止まりに収納があります。トイレ用品や掃除機が置かれます。また、収納上部に光モデムやネットワークルーター、ケーブルテレビのブースターなとがまとめて設置されます。


トイレ

約1坪あります。車椅子で乗り入れて介護者が便器に座らせることが容易なレイアウトにしました。また、ドアには猫用の小窓が付いています。そうです、この中に猫のトイレも置いてあります。ここには換気システムの吸気口が付いています。


洗面所

洗面所は約2坪あります。90センチ幅の洗面台と真ん中に戸棚、そして洗濯機を置きます。現在の洗面室が1坪と狭いため、最後まで拘った場所です。ここにも換気システムの吸気口があります。


風呂

1.25坪のユニットバスです。バスタブの縁には介護用の椅子が取り付けられます。乾燥機能付きで、給湯はエコキュートです。


リビング・ダイニング

尺モジュール換算だと16畳あります。部屋全体が勾配天井で現し梁が付きます。入ってすぐの階段は和室上に作られる小屋裏部屋に通じています。階段の下にテレビと猫達の食卓である自動給餌器と水、そしてテレビ裏に猫ベッドが置かれます。


キッチン

シンクを横幅90センチの大型にしました。キッチン台の横幅は3メートルあるそうです。食洗機付き、IHクッキングヒーターが付きます。キッチン台とカップボードの間は1.25メートルと少し広めにしました。(私がメタボなので)


パティオ

ダイニング横の吐き出し窓からパティオが見えます。パティオはタイル貼りの屋根付きで、庭側に延長するため約6畳の広さがあります。天井にダウンライトを入れて夜間にディナーなんてこともできます。(するかどうかは不明)この吐き出し窓は幅3メートルあります。遮音性能を高めるため3層ガラスになっていて、2メートル部分ははめ込みです。つまり、1メートル部分のみがスイングガラスドアになるはずです。電動シャッター付きです。

これも値段を聞いてません。(きっととんでもなく高いんだろうな)


和室

最後まで作るかどうか迷ったものです。結局は作ることにしました。当初は六畳でしたが、小屋裏の広さを確保するために1畳分拡張して板張りにしました。尺モジュールで約8畳の広さです。ここには1.5坪の収納と仏間が付きます。


小屋裏

和室の上に勾配天井の小屋裏があります。広さは8畳です。ただし、屋根の傾斜があるため端に行くほど天井が低くなります。最も高いところで170センチです。ここは通常、トレーニングバイクなどが置かれています。また、パティオの上部分は納戸になります。広めではありますが、天井の傾斜があるのでそれほど荷物は入らないかも知れません。


個室

我が家は4人家族です。玄関脇が次女、中央の二間が長女。キッチン裏が我々夫婦の寝室です。長女は作家業を生業としているので部屋はクローゼットを含めて完全防音です。我々の寝室のみ勾配天井で収納のためロフトが付きます。


インテリアはこれから打ち合わせに入るため、内装や照明などは追々決まっていくでしょう。

防犯対策ってどうしてますか?

乾燥しやすい時期の雨はある意味ありがたいです。


さて、皆さんは防犯対策ってどうしていますか。家が建っている場所にもよるんでしょうが、被害にでも遭わないと真剣に取り組まないのではないでしょうか。


現在の家は横浜の住宅地にあります。公道から少し奥に入った辺りに戸建て住宅がたくさん建っている場所です。
3年ほど前のことですが、道路を挟んだアパートの裏に車が10台ほど駐められる月極の駐車場がありましたが、地主さんが手放したのでしょう、建売住宅の建築が始まりました。戸数は4軒。


注文住宅ならば上棟が終わった辺りでしょうか。深夜二時頃です、そちら側に面した部屋にいる娘が血相を変えて私の部屋に飛び込んで来ました。何事かと思うと火事だと騒いでいます。急いで娘の部屋の行き、ベランダに出て見ると目の前が昼のごく明るいではありませんか。
写真はベランダからスマホで撮影した動画のスクリーンショット。

新築4軒の一番奥の建物が燃えていました。距離にして30メートル。あまり熱気で長くは見ていられませんでした。この後に駆けつけた消防車やパトカーで辺りは騒然となりました。結局、新築の奥から2軒が全焼、3軒目が半焼、隣接したアパートが屋根と壁が少し燃えました。
翌朝、周辺には無数の消し炭が落ちていました。昨夜、周辺に降り注いだ火の粉の名残です。もしこれが可燃物の上に落ちていたら周辺は大火事に見舞われたことでしょう。被害はお向かいの新車のアウディーが火の粉で全損でした。


出火原因は作業員のタバコの不始末や放火の疑いがあるとされました。昼間のタバコが原因で深夜に燃えるとは考え辛いので放火ではないかと噂されました。


それから二週間ほどして出火現場の向かいの家で小火騒ぎがありました。その二日後にその隣でも小火が、そしてその翌日には我が家の裏庭で・・・。


夜の九時過ぎ、女房が裏の雨戸を締めてテレビを見ようと座った瞬間に裏庭でドンと言う音がしました。何事かと再び雨戸を開けると焦げ臭い臭いがしたそうです。二階に居た私を呼ぶ声。「お父さん、裏庭が焦げ臭い!」
最近の小火騒ぎのこともあって、私は急いで階段を駆け降りると玄関から飛び出しました。玄関脇にある裏庭の水撒き用の水栓の蛇口を開いて脇の通路を走ります。
見れば、裏の壁際で何かが燃えています。そして、その向こうにバケツを抱えたお隣さん夫婦がいました。火勢は大したことはなくホースの水であっという間に消火できました。
一階は深夜には人が居ないので発見が遅れた可能性があります。人の気配がする時間帯に火を点けたことから本気で燃やそうとしては居なかった可能性があります。それに、わざわざドンと言う大きな音をさせています。お隣もこの音を聞きつけて見に来たそうです。


新築現場の全焼から1ヶ月の間に周辺で6件の小火騒ぎがあり警察が放火事件として捜査を始めました。その後もこの地区では数件の不審火が続きました。今も犯人は捕まっていません。


放火事件の後、私は家の角に人感センサーを設置しました。誰かが敷地に侵入すると反応してリビングにある受信機が警報を鳴らすと言うものです。この話を聞いて周辺の家の方もみんな同じものを設置しました。また、私の家を含む数件は防犯カメラを設置しました。各家庭が防犯設備を設置したと言う噂が広まると近隣の小火騒ぎはピタリと収まりました。


この意味分かりますか?


犯人は意外に・・・・。


恐らく、放火や空き巣など、あまり身近に感じない事件でしょうが、いざ当事者になると神経を使うようになります。


と言うことで、新しく建てる家は土地も広く、どこからでも敷地に侵入される可能性があるため防犯対策を厳重にしようと思っています。


1.警備会社のホームセキュリティーを契約する。
2.オプションの防犯カメラを設置する。
3.人感センサーライトを設置して侵入を思いとどまらせる。
4.家の四方に人感センサーを設置する。
5.居合抜きの腕を上げる。(愛刀の手入れを怠らない(笑))


新居は防音のために窓が少なく設計してあり、ほとんどの窓はシャッターが降りて夜間になると外の様子が分からなくなります。ゆえに、防犯カメラの映像だけが頼りです。


放火については周辺に可燃物を置かないことが重要です。取り敢えずベルバーンが放火による延焼を遅らせてくれると期待してはいますが・・・。








設計確認 猫ロードだぜ!!

今日は前回の変更点の確認に行ってきました。前回の議事録に記載された内容がしっかり反映されていました。


今回はさらにいくつかの確認と指示を出しました。


家の位置が北端から6メートルになっていたのでこれを9メートルにずらしました。こちら側は公道へ出る通路と駐車スペースがあります。車は北向きに4台駐められるようにしていますが、6メートルでは方向転換ができないので拡張しました。この結果、駐車スペースは135平米、南の庭は110平米に変更されました。


リビングの勾配天井の現し梁にアクリル板の渡り廊下を付けます。ソファーに座りながら3匹の飼い猫が空中を歩いているように見えます。これはなかなか面白い発想だと思いませんか。これは猫好きな設計士の提案です。イメージとしてはこんな感じ。

小屋裏部屋にスイング窓を付けます。リビングから階段で上がる約6畳の小屋裏部屋に南側の庭を見下ろす窓を付けます。小屋裏部屋は勾配天井の現し梁と繋がっているため猫の集会所になるでしょう。外を見るための窓として設置します。


外部コンセントを家の周辺4箇所とPHEV用コンセントを設置します。


間取りに関してはこれ以上触らないことにします。


さて、今回は外観パースをお見せします。建物は平屋としてはシンプルですね。外壁はベルバーンのアイボリーで考えています。


北側から見た外観。

シャーウッドのエンブレムは一番目立つ角に張るそうです。


南側からの外観。

こちら側の屋根全面に太陽光パネルが載ります。パティオの床はリビングの床と同じ高さのタイル張りです。和室前のウッドデッキと繋がります。開け放つとリビング18畳、和室8畳、パティオ8畳の計34畳の空間ができます。大勢で何かやるときの会場としては十分だと思います。


そして、これがオープンリビングと呼んでいる屋根付きパティオです。

奥に見える吐き出し窓は遮音を考えて大きいガラスはFIXで開きません。


さて、次回は間取り最終確認。インテリアコーディネーターとの第一回打ち合わせ。そして、全館空調担当との打ち合わせです。
年明けには音響研究所の方と防音室の打ち合わせ、外構打ち合わせと続きます。




やっかいな客

ようやく時系列は現在にたどり着きました。


実際のところ7月辺りからいろいろなプランを考えてはビルダーの営業さんに見せて都度提案をしてもらっていました。作ったパースは数知れず。


こんなのや

こんなの

さらには

と言うように、最初は二階建てでした。最後のプランなどは延べ床が270平米(81坪)と言う気が狂ったような間取りです。


狼狽する営業さん達。日替わりで間取りをいじるもんですから、少々あきれ気味でしたね。ただ、その中で辛抱強く付き合ってくれたのが積水ハウスの営業さんでした。
色々なプランを持って行くうちに各社の営業さん達の本質も見えて来ると言うものです。
相当な揺さぶりをかけましたから、耐えられない営業さん達は脱落していきました。


結局のところ、取り敢えず予算を決めてその範囲で考えようと言うことになりました。基準点がないことには足し算も子引き算もできません。
まずは、本体工事価格+付帯設備+外構工事費+消費税で5000万以内に収めると言う
線にしました。


そしてスッタモンダの末にようやく落ち着いたのがこの間取りです。

拡大するとこうなります。

基本は平屋です。ただ、リビングに階段がありますが、これは和室の上に小屋裏部屋と納戸があります。小屋裏と言っても高さ1.4メートルではなく勾配天井の部屋なので、基準法に従えば2階になります。

つまり、この家は6LDKと言うことになります。延べ床面積は約39坪です。

画面の左が北方向になります。和室の上にあるのが屋根付きのパティオです。

LDKは尺モジュール換算で22畳です。以前はもっと広いLDKをデザインしていたのですが、家族構成が4人ですし、パーティーを開くような家でもないのでこの程度で十分と言うことになりました。


既に二週間前からこの間取りをベースに積水の設計士さんが正式図面を起こしています。明日はその図面のレビューになります。


さてさて、どんな図面に仕上がっているでしょうか。楽しみです。