ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

PHEVの異常についての追加情報

ハイブリッド車にはHV、PHV、EV、PHEVと種類があります。


HVはハイブリッド・ビークルで、モーターは走行時の補助的な役割をします。要するに、走行時に蓄電した電気でモーターを回してエンジン走行の一部を肩代わりすることでガソリン消費量を抑えると言う考え方です。


PHVはプラグイン・ハイブリッド・ビークルで、上記の仕組みに外部電源から充電可能な車体をいいます。将来的には欧州などではHVはだめでPHVはOKとなるそうです。


EVはエレクトリック・ビークルで、いわゆる電気自動車です。100%モーターで走るためにCO2を排出しません。最近は満充電で500キロ以上走行可能な車種も登場していますが充電インフラの普及は思った程に進まず、EV自体の普及もそれほど進んでいません。


PHEVはプラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークルです。これは私の乗っている三菱のアウトランダーが先駆けとなった方式ですが、最近はトヨタのラブ4やダイハツのロッキー、レクサスNXなど同方式の車種も販売され始めました。
これはガソリンエンジンは搭載していますが、基本的には電気自動車なので通常はモーターで走ります。しかし、走行用バッテリーのレベルが一定水準まで低下するとエンジンが始動して発電して走行用バッテリーに充電を始めます。EVがバッテリーレベルが低下して使い切る(電欠)と走行が出来なくなりますが、PHEVはガソリンがある限りは発電するためにEVより長く走れます。この形式は日本独自で海外メーカーにはありません。


さて、本題に入りましょう。


PHEVは満充電でない状態で車を起動している場合、不足分を補う為にエンジンが掛かって自動で発電します。


逆に言うと満充電の状態では発電の為にエンジンは掛かりません。


ここが肝です。


数日間車を動かさず車庫等で充電ケーブルを接続している場合、走行用バッテリーは満充電の状態です。


この状態で車内の電気設備、車内灯、ドライブレコーダー、カーナビ等が点いた状態で放置した場合に問題が生じると考えられます。


先の記事でも書きましたが一般的なガソリン車のバッテリーをPHEVでは補機バッテリーと呼んでいます。


これは走行時に発電機(ダイナモ)により常に充電されています。


ここまで読めばある程度予想はつくでしょう。


補機バッテリーの状態にもよりますが、上の状態が長く続くと補機バッテリーは電気を消耗し続けるが充電されない状態が続きます。


これはガソリン車のバッテリー上がりの原因であるライトの消し忘れや車内灯の消し忘れと同じです。


充電ケーブルが接続されているから大丈夫と思いがちですが、以前にも書きましたが充電しているのは走行用バッテリーのみです。


PHEVでは1500WのAC電源が使えると言う特徴があります。これは走行用バッテリーの電気を利用していますから、電気を使い続けると電圧が下がり、一定のレベルまで来るとエンジンが始動して発電を始めます。


つまり、走行用バッテリーが満充電の場合はエンジンは始動しないので補機バッテリーへの充電が行われないのです。


もし、補機バッテリーの劣化が進んでいた場合や不良品だった場合、短い時間で補機バッテリーが使用不能のレベルになります。


走行用バッテリー充電の為エンジンが始動するには一定のレベルまで走行用バッテリーの容量が低下している必要があります。また、発電の為にエンジンが始動する条件に補機バッテリーの低下は含まれていないように思います。


営業さんにガソリン車はバッテリーレベルの低下の警告が表示されるものがあるが、アウトランダーはどうかと言う質問に補機バッテリーについては無いと思いますと回答しています。


つまり、補機バッテリーが上がった時点でPHEVは動けなくなると言うことです。


さてと、そろそろまとめましょう。


車内灯の消し忘れなどで車を放置(駐車等含む)をすればEVとてガソリン車と同様にバッテリー上がりにより車が動かなくなる可能性があると言うことです。


PHEVの場合は車庫等で満充電であっても同じことが起きます。エンジンが回らない限り補機バッテリーへの充電が行われないからです。


今後、PHEVが市場に増えて行くと思いますが、このように問題が起きると考えます。


解決策として補機バッテリーのレベルをモニターして、低下と判断された場合に走行用バッテリーから補機バッテリーへの充電をする仕組みにすれば良いと思います。ガソリン車と異なりEV車は電気を持っているのですから。


重要なので何度も書きますが、充電ケーブルが刺さった状態だからバッテリー上がりは絶対にないと思うのは大間違いです。充電中であろうと車内灯や12ボルト電源から電気を使ってなにか電気製品を動かしているといずれ補機バッテリーを使い果たして車はブラックアウトしてしまいます。長時間停止するなら必ず車の電源は切りましょう。


EVの特殊な事情を十分に理解して使用することをお勧めします。


おまけ


アウトランダーは冷房は電気で行いますが暖房はエンジン熱を利用しているようです。すなわち、冬場の低温時には満充電でもエンジンが掛かります。口コミ情報で多くの方が言っていますがアウトランダーは冬場に燃費が落ちます。


私の場合、寒い時期に旅行先で車内で仮眠をとる時などは電気温風ヒーターを付けます。車のエアコンで温める場合は常時エンジンが回ってしまいますが、温風ヒーター利用の場合は発電と消費を繰り返すためにエンジンは定期的に掛かる程度になるためガソリン消費量は減ります。


他社のEVは温風を作るために温風ヒーター等を装備しているのでしょうか。他社については分からないのでなんとも言えませんけど。

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