ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

地盤改良について

地盤改良に関して質問を頂きました。


もちろん、私はそっちの専門家ではないので科学的な根拠を元に解答することなどできません。飽くまで個人的な意見として読んで下さい。


地盤改良やシロアリ対策などを筆頭に住宅の抱える問題は沢山あって、これらを解決するための技術がどんどん発展してきたことは間違い有りません。


いずれにせよ、どの問題に対しても100%完璧な対策は行われていないのが現状でしょう。これは医療分野でも同じで、結核や梅毒と言った感染症の特効薬として抗生物質が画期的な効果を発揮したにもかかわらず、それでいて全ての感染症に対して万能とまでは行かないことでも分かります。


最近、地盤改良に関しては柱状改良や鉄鋼杭に替わって採石を使ったハイスピード工法などの新たな地盤改良が採用され始めています。

このハイスピード工法、検索すると良いことしか書かれていません。

新しい技術が開発されると多くの業者がこれに飛びついて、従来の方式を否定して、あまつさえそれが非常に危険だと主張します。


素人考えですが、このハイスピード工法に私は疑問を持っています。

3.11大震災で浦安などで発生した液状化現象の映像を思い出して下さい。

堅かった地面が粘度のない水の如き液体と化していませんでしたか?

ハイスピード工法は地中に数メートルの採石を柱状に埋めるものです。

この柱状の状態はその周りの土壌があるからこそ柱状でいられる訳で、土壌が無くなれば最早崩れて柱状ではいられなくなります。


液状化が発生して殆ど液体となった土壌が採石の隙間に浸透したり、地上に吹き出した場合、周辺の土壌の圧力で柱状を維持していた採石の柱は圧力の弱くなった部分に拡散して崩壊していきます。熊本の震災を見ると分かりますが、800回以上の余震が継続的に発生していることから分かるように、自らの構造で柱状を維持していないハイスピード工法は段々地中の中で崩壊するのではないでしょうか。


これに対してセメントによる柱状改良は自ら柱の形態を維持しているため、周辺の土壌が多少弱くなっても柱としての形態は簡単に失われないと思うのですがどうでしょう。


セメントによる柱状改良に関しては腐蝕土性の高い土壌で施工した場合に化学反応による六価クロムの発生が高いと指摘されますが、これも可能性の問題で必ずしも柱状改良すると六価クロムが発生すると言うものではないようです。


かつて石綿被害が社会問題になって規制が義務付けられたのに対して一般住宅の地盤改良で発生すると言われる六価クロム問題は大きく扱われていません。目にする記事は工場跡地での杜撰な処理による物ばかりで、住宅による被害の記事は見つけられませんでした。


国土交通省は六価クロム問題を解決する新たな凝固剤を推奨していることから、HMの柱状改良ではそれらを採用することが通常となっているのかも知れません。

もちろん、某自動車会社のように問題を秘匿している可能性も否定出来ませんが、ネット上で騒いでいる程の注目度があるのであれば国としても問題意識はあると思います。

10年以上前から指摘されている問題に国として規制や禁止処置を執らないのは何故でしょうね。


また、周辺の改良施工をした知人の家で植物が枯れた等の事例は認められず、他界されたご両親が全てこれが原因による癌で死亡されたと言う事実もありません。現在築20年の我が家は柱状改良はしていませんが、両親は共に癌が直接の死因です。


話は戻りますが、業者の方々が六価クロム問題を取り上げて、新しい地盤改良を宣伝するために従来の方式を危険だと騒ぎ立てているなら、それこそ社会問題です。

既に柱状改良で家を建てている方の不安を煽るのではなく、どのような条件の場合に問題が発生するか、またどのように対応すべきかなどの説明をしても良いのではないでしょうか。多くの地盤改良会社は数年前まで柱状改良による地盤改良をしてきたはずです。

常に新たな客に対しのみ目が行き、過去の施工主にはあの時はあの方法が最良だったが、今は危険で勧められないなどと切り捨てるような企業のあり方に疑問を感じます。


ネットで毛が生えると宣伝している薬を塗って、つるっパゲのオヤジの毛がボウボウに生えた人がいたら名乗り出ていただきたい。

金持ちや政治家にハゲが一人もいなくなったら信じてもいい。










×

非ログインユーザーとして返信する