サックスの消耗品
サックスの消耗品ですが、もっとも消費が激しいのがリードです。
箱から出すと概ねこんな感じで1枚ずつケースに入ってます。
リードはこんな風にリガチャーでマウスピースに取り付けます。
葦から作られています。
最近は樹脂製の物もありますね。
価格は5枚入りで3000円ほど、1枚600円くらいします。
毎日吹いてれば1か月くらいでヘタってきます。
このリードなんですが、品質が一定していなくて、当たり外れがあります。
5枚入りを買って吹いてみると2枚くらいしかちゃんと鳴らないなんて言うことがあります。
特に外国製はそれが顕著です。
当たりだと軽く息を入れても鳴ります。
外れは鳴らなかったり、かなり息を入れないと鳴りません。
不良品なんだろうけど、サックスをやる人はこれが当たり前と思っているようで、鳴らないのは容赦なく捨てます。(笑)
サックスのプロの方たちが良く言うのですが、サックスで一番重要なのはリードだそうです。
実際、どんなにいいサックスとマウスピースを使っていてもリードがダメだと音は悪いしただの苦行になってしまいます。
悪いリードを使って演奏すると1曲吹いただけで呼吸困難になります。(笑)
音を出すために口も痛くなるし、余計に息を入れるので疲れます。
このリードはとても薄くて、引っかけて割れてしまうんですが、通常はマウスピースキャップをして保護してるんですが、たまに忘れていて引っかけて割れてしまうことがあります。
ギャーーーっ、てなもんです。
やっと見つけた良いリードが欠けてしまった時の落胆は大きいです。
そんな訳で練習の殆どは本物のサックスではなくて、電子サックスを使います。
指使いの練習なら十分です。
ところで、新しい電子サックスが手に入りました。
YAMAHA YDS-150と言う機種です。
実はオーダーしたのは去年の9月、世界的な電子部品の不足から生産が追い付かなくて注文から8か月も掛かりました。
今まで使っていたローランドのAE-30より軽量です。
AE-30はボタンの音がカチカチと異様に大きいのですが、YDS-150はキーストロークが本物に近くてあまりカチカチとなりませんし軽い印象です。
AE-30は軽く息を入れても音が出ますが、YDS-150は息の入れ方で音の大きさが変わります。
音の強弱の表現力はYDS-150の方がリアルかも知れません。ただし、サクサクと練習をするならAE-30の方が楽かも知れません。
音的にはYDS-150の方が若干ですが、ナチュラルっぽいかな。
もちろん、音の深みや太さと言う意味では全く別ものです。
本物のかすれ感みたいな味わいのある音には及びません。
それでも、夜間練習などができるので重宝しています。
リードもいらないしね。(笑)