そんなランキングはいらない
今朝のYHAOOニュースの文春オンラインの記事にこんなのが有りました。
「先進国・日本が「世界で一番安全」でも「外国人が働きたくない」国である“3つの理由”」
世界で安全な都市ランキングで1位が東京、3位が大阪だったそうです。ところが、外国人が働きたい国ランキングでは32位とかなり低い位置にありました。31位はインドネシア、33位はブラジル。ちなみに1位はスイスでした。
理由は3つ
お金持ち中間層に適したサービスがない
教育の場が少なすぎる
整備されていない行政サービス
だそうです。
世界の銀行には富裕層を優遇するプレミアムカードと言う物があるそうですが、日本の銀行にはないそうです。(一部の超富裕層向けのものはあるらしい)
例えばゴールドカードを持つ人は空港のラウンジが使えて、搭乗の際も優先的に席に案内されるとか・・・。アホですねぇ、ファーストクラスもエコノミーも出発は一緒、到着も一緒だって。
どんな国にも富裕層は存在して富の集中が起きています。とにかくこの格差がとんでもない。1日を1ドル以下で暮らす人々の数は相当なものです。
日本ではコンビニで1時間働けば8ドル程度の収入が得られます。
日本の貧困層と世界の貧困層とでは全く違う。日本のホームレスだってフィリピンの最貧地区に暮らす人々から比べればプチ富豪に見えるのではないでしょうか。
今回の調査は海外駐在員が働きたい国と言う調査のようですが、要するに既に金持ちである人達の意見と言う事ですね。
日本は世界的に見て給料は最低なんだそうです。だから魅力がないとか・・・。
とは言え、好きで自宅をゴミ屋敷にする人はいても、上記の写真のようにゴミの山から売れる物を探してそれを売って生活するような人々は殆どいないのが日本と言う国です。
高度成長期の時代に1億総中流社会などと言われた時期を経て日本国民は貧富の差が少ない配分社会と言う形になりました。現在は格差社会と言われていますが、果たして夢の島のゴミ積載地でゴミを漁る人達がいるでしょうか。
日本は自由主義チームに居ながらにして社会主義的な体制を維持していると言われています。共産主義国家(富の個人所有を認めず公平な分配を目指す)の中国や北朝鮮はどうでしょう、格差のないユートピアになっていますか?
現実は全然違いますよね。
とは言え、日本には諸外国のような超大富豪はいませんが小金持ちは多い。
(ユニクロの社長は世界番付に入ってるけど)
1億程度の資産家の数では1位が米国の1530万人、2位が日本の270万人、3位は英国の220万人、4位はドイツの195万人、そして中国は5位の190万人と続きます。ただし、これは2017年の調べなので現在は分かりませんが、恐らく日本の小金持ちは増えているそうです。
要するに、不満を言ってる外国人達の言い分は金持ちが優遇されないから日本は嫌だと言ってるんです。
朝の鉄道や道路は混雑してるし、役所や病院の待ち時間が長い、インターナショナルスクールなどのプレミアムスクールが少ない等、金持ちが日本では特別な待遇を受けられない
ことに不満を言ってる訳です。
震災の時にどんなに渋滞していても辛抱強く車列に並び、長蛇の列に割り込みをせずに黙って並ぶ、それが日本人の美徳だと世界も賞賛したではないですか。
金があるだけでプレミアムな待遇が受けられると勘違いしている外国人なんて日本に必要ないですね。
病気や先天的な障害を抱えて働けない人達向けのセーフティーネットを強化して、弱者も暮らせる国家であれば配分率が低くてもいいじゃないですか。
お金なんてある程度を越えたら増えても桁が増えるだけで日常生活が変わる訳でもないですよ。もちろん、城でも建ててメイドさんを何人も雇って殿様のように毎日高級料亭のような食事をしたいなら別ですけど。そんなのすぐに飽きますって。(^^)
座って半畳、寝て一畳。
日本人の生活感の芯がここにあると思いますね。
ほんと、日本人に生まれて良かったなと思います。
文春オンラインも変な記事載せるなよ、傲慢な金持ちが偉そうに振る舞う姿なんて見たかないんだよ。