ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

ナショナリズムって悪いこと?

 ナショナリズムとは「政治的な単位と文化的あるいは民族的な単位を一致させようとする思想や運動」と言う定義を出発点に議論される。日本は単一民族国家として発展してきた国家でありこの傾向が強い。
 対して他民族国家として成長してきたアメリカなどはナショナリズム傾向は低いためパトリオティズム(愛国心)を強調する。アメリカに帰化する人々はまず国家への忠誠を誓い合衆国に対する強い愛国心が求められる。


 ナショナリズムに対しては排外的な思想と言うレッテルが張られることが多いが人々、親族、部族、階級、群衆などの意味を有すると言う解釈もある。


 今回の日韓関係の悪化は安倍首相による国民のナショナリズムを煽る行為だと非難する意見が散見されるが、これらはナショナリズムの持つ一面を捉えた偏った意見と言えよう。


 以下の引用分は山口二郎と言う法政大学法学部教授の韓国の左翼系新聞への投稿記事である。韓国ではこう言う意見を持った人々を良心的日本人と呼ぶそうであるが、現在の日本国民の世論は決して韓国に対して好ましいものではない。すなわち、日本は非良心的な意見で溢れていることになる。
 
テレビや雑誌で韓国を批判する特集が続き、いたたまれない思いである。韓国に対する反感は、日本国内に子供っぽい自己中心主義を広めており、日本の対外政策を制約し、国益を損なう危険があると私は考える。現在の日本では、ナショナリズムは食事や景色の自慢にとどまらず、歴史の改変に向かっている。これは、日本の国際的信用にかかわる重大問題である。なぜなら、第2次世界大戦後の日本の民主主義は、敗戦によってもたらされたものであり、戦前の植民地支配や侵略戦争に関する認識は政治体制の正統性に結び付くからである。日本の敗戦は、具体的にはポツダム宣言を受諾することであった。この宣言では、日本軍国主義が誤った戦争を仕掛けたことが明記され、日本はこの戦争を誤りと認めたうえで、民主主義国家を再建することを世界に対して約束した。朝鮮半島の植民地支配について、ポツダム宣言では、日本の領土は本州等の本来の領土に限定されると書かれているわけで、不当な植民地支配を否定することも、日本は約束した・・・・」


暇なのでこの投稿に対する個人的な意見を述べたいと思う。


テレビや雑誌で韓国を批判する特集が続き、いたたまれない思いである


 これは日本のマスコミはと言う事なのだろう。しかし、韓国のマスコミもまた日本叩きに明け暮れているのは同じ事で、この教授がこのような投稿を韓国メディアに投稿すること自体は日本を批判する行為とは考えないのだろうか。私からすればどっちもどっちである。いつもなら韓国擁護の姿勢を取る朝日や毎日などの新聞社ですら今回は政府批判のトーンを落とした記事を書いているように思える。彼らとて空気を読んでいるのだ。


日本国内に子供っぽい自己中心主義を広めており


 なにが子供っぽいと言うのだろう。今までのように韓国側の主張を受け入れ、血税を使って譲歩する姿勢が大人の対応とでも言うのだろうか。言いたいことも言えず、唯々諾々と相手の意見を受け入れることが日本の取るべき正しい姿だとでも言うのだろうか。


現在の日本では、ナショナリズムは食事や景色の自慢にとどまらず、歴史の改変に向かっている


 世界的な日本食ブームや来日外国人の増加の事を差してるのだろうか。馬鹿じゃなかろうか、これは関わった人々の努力の結果だろうし、それを評価して受け入れているのは外国人達であって別に自慢している訳ではなかろう。どこの国でも自国の食文化に誇りを持つし、観光分野で来訪者の増加を推進しているではないか。皮肉のつもりだろうが大学教授にしては品性を疑う発言だ。


 さて、とどまらずと続ける辺りが良く分からないが、歴史の改変に向かっているとはどう言うことだろうか。もしかして、朝鮮併合が韓国人が主張している通り違法だったと言いたいのだろうか。現在の価値観からすれば植民地化など言語道断な行いである。故に、中国の途上国に対する経済植民地化が批判されているのだ。
 今更過去史を書いても繰り返しになるから割愛するが朝鮮併合までの歴史について改変されているとは思わない。朝鮮と言う国家が中国、ロシア、日本と言う強国の間で生き残るためになり振り構わず振る舞った結果と言う事実があるだけだ。
 ナショナリズム(国家主義、民族主義)やパトリオティズム(愛国心)などの言葉でネガティブな印象操作を行っているが今回の日韓問題は全く異なる次元の話である。
 日本が朝鮮に対して併合と言う植民地化を行った事は事実だしそれ自体を否定してはいない。その証拠に日韓基本条約や請求権協定による賠償を行っているではないか。日本の主張は当時より一貫しており何も改変などしていないと思う。


日本軍国主義が誤った戦争


 日本は過去に日清、日露、太平洋戦争と言う三つの戦争を経験している。日清と日露は朝鮮半島を起点とした国防に関わる戦争である。太平洋戦争は中国大陸における日本と欧州各国が租界などを所有していたことに対して出遅れた米国が満州鉄道の利権を求めて割り込み、これを日本が拒否したことから話がこじれたのである。
 もし日本が譲歩して米国に満州国に対する利権を配分していたら戦争には発展しなかったかも知れない。植民地政策が今のように不当な物であると言うコンセンサスは飽くまで太平洋戦争後に萌芽した考え方であり、この大戦が起きていなければ全く違った国際秩序が形成されていた可能性があるのだ。
 日本の戦争が誤ったものだとすればそれは稚拙な外交戦略によるものと言う事である。
 太平洋戦争後に行われた国際裁判は勝者の理屈で行われたものであり、これに異論を唱える学者も多数存在する。かのマッカーサーも後にあの戦争は日本の自衛行為だっと語っている。戦争とは外交手段の一つで有り、国力や外交力の強さで勝敗が決まるものなのだ。これも近代史を紐解くことで何故に戦争に至ったか知れば戦争の正誤など無く、あるのは国家間の国益を掛けた外交戦だったことに行き着くことだろう。
 よって、この教授がかの戦争を誤った戦争と主張するのは戦勝国側に立った意見に同調するもので有り、大戦にたいする認識の低さを露呈していると言わざるを得ない。
 負けたから誤った戦争、勝ったから正しい戦争などと言う単純なものではない。


日本の領土は本州等の本来の領土に限定されると書かれている


 これも恣意的に不都合な部分を記載していない。


 本文より引用。
 「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ


 ポツダム宣言全文に興味のある方は以下を参照してもらいたい。


 この教授は意識的に付属する諸島に関しての記載に言及していない。これは韓国が領有を主張する竹島や、中国が領有を主張する尖閣諸島などについて触れたくないからに相違ない。この教授は日本政府が不当な植民地主義に反対すると宣言していると主張しているが、私がポツダム宣言を読む限りそのような記載は見当たらない。
 近代史をかじった人間からするとこの教授の投稿は不都合な部分に関して割愛したり歪曲しているように思える。
 ポツダム宣言を簡単に要約すれば日本は誤った指導者により戦争をして負けたので一時的に戦勝国がこれを管理し、該当する指導者を完全に処罰排除して日本と言う国が規定した国土において平和的に再建されれば占領軍は直ちに撤退するよと書かれているだけなのだ。


 さて、この記事って韓国が世界で主張しいる行為に似ていると思わないだろうか。


 元々は中国の世界における情報戦の手法を韓国が真似ているに過ぎないのだけど。


 嘘も100回言えば真実になると言う。


 ・旭日旗は戦犯旗である
 ・日本の植民地支配だけが不法である(当時の欧米の植民地は正当?)
 ・当時の日本の公娼制度は違法である


 日本政府は世界的な共通認識に基づいてこれらの歪曲された発信に対抗して行かなくてはならい。


 この教授は定期的に韓国の左翼新聞に記事を投稿しているが、恐らくその筋の息が掛かっているのではないだろうか。読む度に違和感満載なのである。


 長文にお付き合いいただき感謝します。ボケ防止の為にやってるので興味の無い方は今後の時事問題の記事はスルーしていただいて結構です。

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