ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

家の遮音性能について

2016年も早いもので2日が経ちました。(笑)


今日は里帰りしている女房を迎えに横須賀にいきます。本当は行きたくない。道路が混むから。このくそ寒いのに何故人は冬の海を目指すのか・・・。

横須賀から葉山、逗子を抜けて鎌倉へ向かう海岸線なんて駐車場状態だったりします。

悪いことは言いません。この時期に鎌倉へ行くなら電車で行きましょう。

間違っても車では行ってはいけません。渋滞で並んで、駐車場待ちで並んで・・・。


さて。

新しい我が家は以前にも書きましたが、米軍の座間キャンプと海上自衛隊の厚木飛行場のほぼ中間に位置しています。

座間キャンプでは何故か日中は一日中ヘリが飛んでいます。バタバタバタと言う音が聞こえます。

そして、厚木飛行場はP3Cなどの哨戒機が一日中飛んでます。それに混じって米軍の自称低騒音戦闘機が訓練飛行します。そして、横須賀に空母が入港している時は整備の為に蜂が飛んできます。蜂とはF18スーパーホーネットです。

海自の哨戒機はプロペラ機であんまり気になりません。これは横浜辺りでもたまに飛んでます。とにかくうるさいのは蜂です。

周辺の全ての音を凌駕する騒音は圧倒的です。120~130dbはアッチョンブリケな音です。

新幹線のホームで真横を時速300キロで新幹線が通過している際に、横でグラインダーで鉄板を切断している感じです。要するに、ゴーと言う音にギーンと言う音が混在した音です。

かつて、あの地域では夜間の離発着訓練が行われていて朝から深夜までこれが繰り返された時期がありました。今は、硫黄島で実施されるようになり殆ど厚木では行われなくなったようですが。

4月から12月までの8ヶ月、結構な回数現地に行ってますが、この音を聞いたのはたったの2回です。現在、空母は横須賀に入港していますが、以外と来ないもんですね。


と言うことで、あそこに家を建てる上で一番気にしたことは高気密でも高断熱でもありません。高遮音な家だった訳です。

ただ、高遮音を求めるとおまけで高気密・高断熱な家になると言うことですね。


私が頻繁に見学していた住宅展示場は横浜の港北にある第三京浜港北インター横にありました。ここは現在も新路線建設の工事が行われています。

インターチェンジもあり、車両の騒音と大型工事車両の出入り、重機の稼働音と騒音のオンパレードです。

つまり、遮音性能を確認する上では最高のステージでした。


ここで、モデルハウスを見た感想を書いておきます。

私はこの遮音性を確認したくて、暇があると各モデルハウスにお邪魔して10分ほど静かに耳を澄ますことを繰り返してやっていました。1ヶ月くらいこれを繰り返していました。


最も遮音性能の高かった家はと言うと、それはスゥエーデンハウスでした。

真横でクレーン車が作業をしていたのに窓を閉めると殆ど聞こえませんでした。

最もがっかりしたのが・・・、申し訳ありません。

鉄骨造りの積水ハウスでした。とにかく窓がでかくて明るいモデルハウスでしたが、裏の道を軽トラックが通過した音が聞こえました。営業さんに「どこか窓が開いてますか」と確認した程です。

ダインコンクリートの家でしたが、一階の窓の比率が50パーセントと開口部を大きく採っていたためでしょうね。もしかすると最新のサッシじゃないのかも知れません。

その他、鉄骨系ではパナホームやトヨタホームも遮音性は高くなかったですね。

比較的に遮音性が高いのはツーバイ系の家でした。前述のスゥエーデン、一条のismart辺りは良好でした。


この騒音確認は近くを鉄道が通る展示場でもやりました。線路まで50メートルくらいの展示場でしたがどこの家も窓さえ閉めれば殆ど聞こえませんでしたね。


結局は家に窓が有る限り音の侵入は防げないと言う事です。ただ、スゥエーデンハウスの木製サッシだけは異次元の遮音性でした。

じゃあ。なんでスゥエーデンハウスにしなかったか・・・・。

頻繁に窓枠を塗装し直す手間は私には無理です。まして、私が居なくなった後に女しかいない家族には無理です。


たぶん、遮音性能だけならコンクリートの家が一番でしょう。大成パルコンやレスコハウスも見学して実感しました。

なぜコンクリート住宅にしなかったか。

それは私の頭の中にある方が言った言葉が残っているからです。

若い頃に生コンプラントの自動化システムを開発していた頃の話です。そこの社長が破砕試験室を案内してれたときに呟いた一言。

「コンクリートが固まる理由は厳密には解明されていない。だから、いつまで保つかも分からない。堅さなんかは色々な薬品で調整できるけど、耐久年数についてはいかんともしがたい」

もちろん、100年近く建っているコンクリート造りの建物もあるでしょうが、某国のように3年で崩壊するコンクリート造りもあります。

だから、私はコンクリート造りの家は気が進みませんでした。


安心して下さい。


殆どの日本のコンクリートは安全です。・・・たぶん。


最新の家は外壁も良い物ですし、それなり断熱材も入っているので家自体の遮音は良くなっていて-50~-60dbくらいの性能があるそうです。

ただ、サッシ性能は良い物でも-35dbですからここから音が入ります。


木造で究極の遮音住宅を建てようとしたら窓の無い家になります。ですが、建築基準法に従う限り採光の為に窓は必要です。

ならば、窓は小さくて全てFIX窓にすればいいことになります。ただ、これだと消防法にひっかかるので、全部と言うわけにはいきません。


引き戸のサッシはレール部分はどうしても気密性に限界があるため如何に優れたガラスを採用してもD35の限界を超えられないと言います。


そうなるといわゆる「すべり窓」スイングサッシが選択肢となるわけです。


遮音を考えるなら出来るだけ小さいスイングサッシがベストチョイスとなる訳です。


ただ、家を建てるならリビングに大きな窓を付けたいと言う願望と相反するものです。


では、我が家はどうしたか。


仕事部屋だけ本格的な防音室にしたと言うことです。


その他の遮音については今後の打ち合わせに出てくる積水音響研究所の担当者との打ち合わせで決まっていくので、その結果をここに掲載する予定です。


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