ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

秋の箱根路へ

今週は月曜から木曜まで珍しく予定が入っていました。


中には絶好の秋晴れの日もあったというのに・・・。


と言うことで、今日はそれほど天気も悪くなかったので以前から行きたかった箱根ターンパイクと大観山に行ってきました。


昨日届いたMISIAの曲を聴きながらフルオープンで走って行きました。


さすがに、いい季節です。何台も屋根を明けたオープンカーが走ってました。皆さん助手席に見目麗しき女性を乗せて・・・。


途中、ポルシェやBMWにぶち抜かれました。でもターンパイクって時折速度取り締まりやってるんですよねぇ。私は制限速度+10キロくらいで景色を楽しみながらトロトロと走ってました。(理由は別にあるんだけど・・・)


途中の撮影スポットでちょっと休憩。すすき・・・秋ですね。

最初、私しか居なかったのに、10分くらいの間に次々と車が入ってきてみんなカメラを構えてました。

二枚とも同じアングルだけど、下は少しズーム。頂上まであと少し。


ターンパイクの終点である大観山に到着。ここから芦ノ湖が見下ろせます。さすがいい絵が撮れるなあ。まあまあですかね。でも、もうちょっと紅葉が進んでれば・・・。

駐車場付近。向こうは相模湾なんですが霞んで見えません。

ちょっと色調を変えて。これなら秋っぽいでしょ。

変えないとこんな感じ。

大観山展望レストラン。平日なのに結構な車が居ましたね。

せっかくなので愛車を一枚。

実はターンパイクに入った途端に給油しろと車が騒ぎ出してすこしハラハラして走ってました。カーナビは勝手に近くのスタンドへ案内しようとするし・・・。


この後、元箱根で給油(60リッター入りました。でも、まだ10リッターは残ってましたね)して御殿場へ移動開始。湖尻辺りは車が多かったです。観光バスだらけ。


なんとなく紅葉かなぁと言う木もチラホラと。

仙石原です。遊歩道は観光客の列が出来ています。実は歩いたことないです。(笑)

こちらは乙女峠です。赤い紅葉が1本あったので撮影。

途中のホテルの庭には見事な紅葉が沢山植えてりましたが止めて撮影する訳にも行かず素通りしました。

帰りは御殿場から東名高速でスイーッと帰って来ました。


まあ、取りあえず秋の箱根路の雰囲気は伝わったと思いますがいかがでしょうか。


箱根の紅葉はまだまだ? それともこんなもんだったかなあ。いつも夜しか来ないし。


ちなみに、今日は富士山は完全に雲の中にお隠れでした。家を出た時には丹沢の山々の後ろに頭を出してたのになぁ。


ちょっと出かけて来ると言って家を出た4時間弱のドライブでした。


昼間の箱根もなかなか良いです。(笑)



おいおい 勘弁してくれ

どうやら雨が降ったようです。


女房を駅に迎えに行こうと玄関に出たら車が濡れています。


家の近くから駅までは割と細めの舗装路が続いてます。結構すれ違いに気を遣う道です。

街灯も少なくて夜はとても危ないです。この道を遣うと駅まで5分ほど。


家を出るとすぐにこの道に合流します。この道を走り出して間もなく、後方から凄いスピードで車がやって来ました。


パッシングされ、煽ってきます。


フロントの雰囲気から国産ではない大きめのSUVだと分かります。


おいおい。ここは危ないから飛ばすなよと独り言を言いながらいつも通りの速度で走ります。


狭い上に駐車もいたり、対向から飛ばしてくる車もいます。


後ろにピッタリと付けて煽り続けるSUV。


質の悪いのに後ろに付かれたかな?


途中で県道を渡って間もなく駅前です。SUVは県道を曲がると思いきや、同じ道に入り相変わらず後ろで煽っています。


その先に交差点があり、右折すると駅があります。


駅は陸橋の上にあるため前に車を駐めるスペースがありません。なので、駅手前のセブンイレブンの駐車場を送迎する人達は使います。


信号が変わるタイミングで交差点に進入した私は最後尾のランドクルーザーの後ろについて止まりました。駅手前にも信号があって、その信号のせいで車が詰まっています。


私が入りたいセブンイレブンの入り口をランクルが塞いだ形になっています。


すると、先ほどのSUVは私の右側をすり抜けて強引にランクルの前に車を割り込ませ、すぐにハザードを点けました。


左のドアが開いて人相の悪いオヤジが険悪な顔で降りてきました。


面倒臭いなあ。どんな因縁を付ける気なんだと身構えていると・・・。


人相の悪いオヤジは私の前のランクルの運転手に文句を言い始めました。


「当て逃げしたろ、当て逃げ!」


どうやらこのランクルを追いかけているところ、丁度その中間に私が入った感じだったようです。


ランクルから出てきた若いお兄さんと口論が始まりました。

交差点の中で車を止めての口論するなよなあ。最近の流行なのか?


車からセブンイレブンの駐車場で不機嫌そうにしている女房が見えます。


交差点の周辺はたちどころに大渋滞。


すると、少しは常識があるらしく、ここじゃ迷惑だからその先で話そうと二人はそれぞれの車に乗って駅の脇道に入って行きました。


それにしてもなんとも不思議でなりません。


少なくとも私があの道に入ったときには先行車は見えませんでした。


そして、県道を渡って駅までの細い道を走って居た時も居ませんでした。


SUVのドライバーはランクルのナンバーを覚えていたにしても、ランクルは途中の県道へ曲がったかも知れません。なのに私と一緒に駅までの道に入りました。それも地元の人でないとその道が駅に続いてるとは分からないような道です。


SUVのドライバーは何故にランクルがその細い道を行ったと確信したのでしょう。


もしかすると、当初は私に因縁を付けようとしたのに、無理矢理交差点に進入してランクルの前に割り込んだが、そのタイミングで先の信号が変わってランクルが動き出し、SUVに接触した・・・。


因縁の矛先が変わった?


???な出来事でした。




問題提起と考察

とある方のブログで高齢者の運転免許の返上に関する記事が掲載されました。


最近は元気な高齢者が増えて、昔ならとっくに運転を止めている年齢の方でも普通に車を走らせています。


昨年の警察庁の調査の結果、2016年6月末現在、75歳以上の運転免許保有者数が10年で倍増し、 過去最多の495万人余りに達していること分かりました。


全国の免許保有者は約8100万人であることから全体の約5%強が75才以上の高齢者と言うことになります。つまり、乱暴な言い方ですが100台の車が走っているとそのうちの5台が高齢者が運転している計算になります。


ブログ主さんは高齢者の能力低下や認知症などが原因で事故が発生することへの不安を記事に記載されています。


これに対して、いつかは免許を返して運転出来なくなるのは寂しいとコメントを書いたところ、これに対してある方が以下のコメントを書き込まれました。


「高齢ドライバーによる事故が絶えないのは、認知、記憶、技術いづれも関連していると思います。運転できないと困るとか、寂しいとか、自分だけの都合の主張が、人の命と対地されていることが情けないと思います。事故の補償、もし事故が起きた場合に、自分が償いきれるのかどうか良く考えて欲しいと思いますね」


何度も読み返し、書き込みの意図を探ろうとしました。


そして、私の解釈ですが・・・。


「高齢ドライバーによる事故が絶えないのは、認知、記憶、技術いづれも関連していると思います。」


これは一般的に高齢者ドライバーの事故原因として指摘されていることです。


「運転できないと困るとか、寂しいとか、自分だけの都合の主張が、人の命と対地されていることが情けないと思います。」


「人の命と対地」と言うのが今ひとつ分かりませんが、車を運転することに対して何か大義がいるような書き方をされています。


これは最初の高齢者の事故原因に関連して書いたものと推察しますが、いささか乱暴な物言いではないかと思います。運転をする方は皆それぞれの都合があって運転しています。
通勤や送迎、買い物、孫に会いに行くなど目的は色々でしょう。


そして、運転している人は他人の命を軽視しているような書き方をしていますが、この方は交通事故撲滅団体などのNPO組織に属している方なのでしょうか。ブログを拝見したところナチュラリスト?のようですが・・・。


偏ったものの見方かも知れませんが、こう言う方達(過激な組織の構成員だった場合)は自己の主張が絶対であり、他の意見に耳を貸さず全て否定します。大学時代、全学連の連中と口論になったことがありますが、彼らは自己の主張こそが正義であり、これに反する者は粛正すべしと暴れだしました。連合赤軍のリンチ殺人の3年後と言うこともあって、さすがにこの時は命の危険を感じました。


話が逸れましたが、運転出来ないと困る方がいるのは間違いないでしょうし、車が大好きでドライブが趣味と言う方もいるでしょう。それはみんなその方の都合であってそれ以外に何があるというのでしょうか。


車なんかに乗ってるから事故を起こすのだ、車なんかに乗らず歩け。環境破壊をもたらす火力発電や危険な原子力発電は不要だから、電気を使うなみたいな言い方はとても乱暴だと思います。


「事故の補償、もし事故が起きた場合に、自分が償いきれるのかどうか良く考えて欲しいと思いますね」


車を運転する方の殆どは万が一の時に備えて自動車保険に加入しています。もちろん、事故で相手を死なせてしまった場合など取り返しのつかない事態になりますが、その場合は保険金で保障をし、さらに法による社会的な制裁を受けることを理解してハンドルを握っていると思います。故に、運転している方の殆どは事故を起こさないような運転を心がけていると思います。
私は車を3台保有していますが、総額で年に60万近い保険金を支払っています。もちろん、運転もゆったりとしたもので、先日も一般道で軽自動車に煽られました。高速ではクルーズコントロールで制限速度+α程度にセットして殆どは走行車線を走ります。


私の経済力を心配してくださったのであればこの場を借りてお礼を申し上げます。


と、ここまでは私に対する書き込みに関しての考察を書いてみましたが、問題の中心に高齢者の運転による事故が多発していることへの懸念が伺われます。


道路交通法には免許取得に関する規定や条件、方法などが定められていますが、免許の使用期間の上限と言うものがありません。


これは急速に高齢化がもたらした現象であり、国としての対応が間に合っていないのが原因です。ネットなどでは75才になったら強制的に免許を取り上げろなどの声も聞かれますが、それは難しいでしょう。


なぜなら、政治家を世に送り出しているのは率先して選挙に行く高齢者が多いからです。


免許を高齢者から一方的に取り上げるのではなく、しかるべき審査や検査を行い、本人が納得するデータを提示した上で返上を即す方法を早急に確立すべきなのです。


ちなみに、皆さんにお伺いしたい。この夏に還暦を迎えた私は高齢者に含まれるのでしょうか。


それから、先に私に意見された方、何か他に意見があるようでしたら、この記事にコメントを付けてください。建設的な議論しようではありませんか。議論は大好きなのでお待ちしております。


追記


今回の某ブログのコメントはこれまでのブログ主さんとの話の流れで書いたものです。ブログ主さんもかつては車好きだったことに由来しています。趣味の異なる方にとって不快な内容だったのであればこの場を借りてお詫びします。



釣りにまつわる痛い話

最近、ネタが乏しいのでこんなことばかり書いている。


私の趣味は色々あれど、もう50年以上続いているのは釣りと言う趣味だ。


もちろん、それだけ続けていれば色々な痛い目に遭っていて不思議ではない。


「釣り針」


こいつは厄介でとっても危険な代物だ。


なんたって、殆どの釣り針には刺さったら抜けにくいように返しと言うのが付いている。


だから、間違って指に刺さろうものなら簡単には抜けないのである。


中学時代のことである。近くに室内釣り堀と言うがあって良く通っていた。


釣れる魚の殆どは金魚なんだが、着色した黒い水の中には主と呼ばれる鯉がいた。


希に水面を主の背びれがゆったりと移動するのを見ては「いつかは釣ってやる」と野望を抱いていた。


そんなある日、ついにその時がやってきた。


浮きがスーッと引き込まれ、その直後に1メートル程の釣り堀用貸し竿が満月に絞られたのだ。


来たっ!!


バシャッと水しぶきが上がる。


今から思うと鯉としてはそんなに大きくはない、恐らく40センチ程度だったろう。


それでも、5センチ程の金魚しか釣れない釣り堀としては大物だ。


周りから声援が飛ぶ。


「頑張れ!坊主!」


商店街の暇な親父達がギャラリーだ。


悪戦苦闘、獅子奮迅、無我夢中。


数十分の鯉との戦いに、ついに私は勝利した。


釣り堀のルールで網を使って魚をすくってはいけないと言うのがあった。


しかたなく私はハリスを持って鯉を水から抜き上げた。


満面の笑顔。親父達の拍手が湧く。


どうだ、釣ったぞと釣り堀のオヤジに釣り上げた鯉を見せるようと持ち上げた瞬間だ。


パチッ。


糸が切れる音と共に鯉が落下してバタバタと床で暴れている。


落ちた鯉を見ると針が抜けていた。厳密には針が折れたらしい。


そして左手に持っていた釣り竿に結ばれた糸を辿ると・・・。


なんとも不思議なのだが、鯉をぶら下げていた右手の薬指から糸が生えているのだ。


そう。まさに自然に生えているのだ。


ツンツンと引っ張ると薬指が動く。


なにこれ?


近くにいた乾物屋のオヤジに見せると顔色が変わった。


「こりゃ、釣り針が中に入ってるぞ」


大騒ぎになった。弾丸並の速度で針が指に打ち込まれたのだ。


結局、乾物屋のオヤジが私を車で近くの外科に連れて行ってくれた。


指に麻酔をしてメスで切開して釣り針を摘出した。針の先端がないので恐らく鯉の口に刺さってるんだろうと藪医者は言った。レントゲン撮ればいいのにと思ったが、そこは町内一の藪医者のやることだ。


この外科は我が家とメチャクチャ近くて、聞きつけたオフクロが慌ててやってきた。息子が痛い思いをしているのに、診察室の外で乾物屋のオヤジと馬鹿話で盛り上がっていた。


この医者の手術が下手で、切り口の処置が不味かったのか触るとしばらくピリピト痛んだ。50年経ったいまでも、切り口を触ると妙な感触がある。


「磯での転倒」


30才くらいの頃、ネットの釣りサークルに所属しいてた私はオフミ(オフラインミーティング)と言うことで三浦半島の荒磯と言う場所に行った。


愛犬のパグを連れて行ったのがそもそもまずかった。


右手に竿ケースとパグと繋がったリード。左手には釣り道具の入ったケース、そして背中にはリュックサック。


一応、釣りもしようと言うことでメンバーと磯に向かって歩き出した。


海に近づくにつれて磯の岩もでこぼこが増してくる。


パグは歩き慣れない磯に戸惑いながらもなんとか付いてくる。


しばらく歩いていると後ろを付いてきたパグが何かを見つけたのか私を追い抜いて前にでた。


パグは小型犬ながらなかなか力は強い。


「コラッ。走るな」


と声を掛けた瞬間、足下の岩に躓いた私は前にバッタリと転倒した。


両手は塞がっているので、まさにそのまま倒れたのだ。


胸を強打した。


息が出来ない・・・。口をパクパクするばかり。死ぬかもしれないと思った。


間もなくどうにか呼吸することができた。


気づいたメンバー達が集まってきて大騒ぎとなった。


その後、胸を激痛が襲う。


結局、その日は釣りを断念し、私はパグと共に早々に一人退散することにした。


激痛に耐えながらも車を運転してなんとか帰宅した訳だ。


翌日、整形外科に診察に行った。以前、指の手術をした藪医者ではない。その医院はとうに潰れたいたからだ。


レントゲンを撮ったら肋骨が2本折れ、2本にヒビが入っていた。


咳をするだけで激痛が走る。


結果的に仕事を一週間休むことになった。


「ナイスキック」


少し前、横浜の堤防で夜釣りをするのが我々親父達の楽しみだった。


その日もいつものメンバーで横浜の大黒ふ頭に出かけた。(今、そこに入ると警察に逮捕される)


夜釣りを堪能した私たちは23時過ぎに道具を片付けて帰ることになった。


やはり両手に荷物を持って歩く。


真っ暗な岸壁、頭に付けたヘッドランプで足下を照らしながら慎重に歩く。


しかし、私は何かに躓いた。


体が反応した私は転倒しないようにと勢いよく右足を踏み出していた。


しかし、踏み出した右足の先には大きなコンクリートの塊があった。


あり得ないことに、私はコンクリートの塊に渾身のキックしたのだ。


あまりの激痛に荷物を放り出してその場にうずくまってしまった。


友人に帰りの運転を任せてなんとか帰宅する。


痛みを堪えて玄関で右足の靴を脱いでみると、靴の中が血でベッタリと濡れていた。


それを見た女房が


「何してんのよ、馬鹿じゃないの!」


と激しく罵る。


何を隠そう。その翌日からアメリカのディズニーワールドへ家族で一週間の旅行に行く予定だったからだ。


風呂場で血に染まった靴下を脱ぐと親指がうっ血して真っ黒になっていた。爪も半分剥がれかかっている。今考えると骨折していたかも知れない。


しかし、翌日は日曜で病院もやっていない。


結局、包帯をグルグルに巻いて翌日の午後には成田に向かった。


広大なディズニーワールド、つま先をつかないようにかかとで歩いた苦痛の7日間であった。



釣りを趣味とする皆さん。


釣りの移動の際はできるだけ両手が塞がらないようにしましょう。


大きな魚が釣れたとき、絶対にハリスを持って魚を持たないこと。魚本体を持つようにしましょう。


夜釣りに行く方は足下に注意してゆっくりと歩くようにしましょう。


以上、楽しく釣りをするためのアドバイスでした。







痛い話は続く

30代の頃、丁度湾岸戦争が開戦になった頃。


私は川崎の溝の口にある神奈川サイエンスパークと言う施設でシステム開発の仕事でチームを率いて通っていた。


そんなある日、同僚達と昼食を摂って居る時になんの拍子か舌を思い切り噛んでしまったのだ。その痛いこと、昔の人は舌を噛んで死んだと言うが、噛んでからきっと後悔したんだろうなと思ったりした。


鏡に向かってベーっと舌を出してみると噛んだ付け根のところが腫れて出血している。


人間、噛んだと気づいてもすぐに止まらないもので、例えば缶コーヒーの蓋が開けているにもかかわらず振ってしまい、缶からコーヒーが飛び散ってしまう。飛び散ってる自覚はあるがその手が止められないのと同じこと。(私だけかな?)


そしてその夜。


女房が刺身のセットを夕飯のおかずにと買ってきた。


マグロだったかカツオだったか・・・そんなことはどうでもいい。


痛い痛いと言いながら刺身を食べたのだが、これがいけなかった。


翌朝、洗面所で鏡に向かうと右側の喉が少し腫れている。触ると熱を帯びている。


とは言え、特に支障もなく、噛んだ舌の痛みも殆どなくなっている。


その二日後、物を飲み込む時に喉に痛みが走るようになる。


喉の腫れは酷くなり、顎の線と同じくらいに太くなっていた。


周囲の人達から病院に行けと忠告を受けたが、リーダーと言う立場から職場を離れる訳にもいかず、痛みを堪えて食事をしていた。そのうち治るだろうと思ったのだ。


しかし、三日後、とうとう痛みで何も飲み込めなくなった。


鏡の前で口を大きく開けて喉を見ると、小指がやっと通るくらいの穴しかなく、喉ちんこもない。声帯より外側が腫れているようだった。その証拠に発声は出来ていた。腫れはさらに酷くなり、顔も腫れてきて徐々に話すことも困難になっていた。


みんなに見せて回る。すげーだろ!!(笑)


さすがに顧客のチーフも見かねて早退して病院に行ってくださいと言ってくれた。


好意に甘えて川崎の自社に一端帰ってから近くの咽喉科を訪ねた。


年配の女医さんがいる病院だった。えええっ。あんた70才は超えてない?


診察を受けると


「良くここまで我慢したねぇ。もっと早く来ればいいのに」


と言われた。


すぐに切ってもいいけど、今晩一晩良く冷やして腫れが引くようなら切らずにすむかも知れないと抗生剤を出して貰い、この日は一端帰宅した。


手術なんてごめんだ。それこそ一晩中氷嚢に氷を入れて必死に冷やしまくった。


翌朝、見た目にはなにも変わっていない。


顧客に電話を入れて通院するので休むと連絡を入れた。


病院に到着して再び診察を受ける。


「う~ん。変わってないねぇ。リンパが腫れて喉に膿が溜まって腫れてるのよ。これを吸い出さないと駄目だね。切らないと明日には喉が塞がっちゃうよ」


「何が原因ですかねぇ」


「舌噛んだって言ってたよね。そして、その晩に刺身を食べたと」


「はい」


「傷口から刺身の雑菌が入ってリンパが炎症起こしたんだよ」


と言いながら器具をカチャカチャと準備している。


「切るんですか?」


「切れば、夕飯は普通に食べられるよ。どうする?」


って、切る気満々じゃねえかよ。


ステンレス膿盆と言うんだそうだが、写真の金属製の皿を二つ持って近づいてくる。

一つにはメスやハサミ、ピンセット、ガーゼが乗せてある。


「これを胸の前で持ってなさい」


ともう一つのステンレス膿盆を手渡される。


女医はメスを持って口を開けろと言う。


「あの・・・麻酔してないんですけど・・・」


とビビる私。


「そこまで腫れると麻酔は効かないから」


本当かよう。気休めでもいいから掛けてくれよう。頼むから。


「はい。口を大きく開けて、腹筋に力を入れて。辛抱しなさい、男でしょ!!」


いやいや、この際男じゃなくてもいいです。(涙)


ううう。完全に来る病院を間違えたと後悔する。もっと大きな病院はいくらでも駅前にあったのに、なんでここに来たのか自分を呪っても後の祭り。


「ギャッ」


喉に激痛が走る。女医が喉の中をメスで切り開いたのだ。


「ババア、この人殺し~っ」と叫びたいが口が使えない。


他の場所なら歯を食いしばるとかできるし、手が自由なら拳をぐっと握りしめることも出来る。しかし、手術は口の中、両手はステンレス膿盆を胸の前で抱えてる。


その姿はまるで配給の食事を待って皿を持っている難民のようだ。


開いてる口の両端か血がダラダラとステンレス膿盆に流れ落ちる。痛みで涙が止まらない。死む~っ。


「よし。次」


そう言うと女医は金属製の直径5ミリ程、長さ30センチ程のパイプに管がついた機械を運んでくる。管の先にはガラスの容器が付いている。

こんな機械


「これで膿を吸い出すからね。切るよりこっちの方が痛いかも知れないけど、我慢しなさいよ」


と、切開した部分から金属の管を突っ込んで中の膿をジュブジュブと吸い出す。


容赦なくズブズブと管を上下させる女医。あまりの痛さに身を捩ろうとすると


「動かない!!!」


と怒られる。しかたなく、足をささやかにバタつかせる。


これくらいなら許してくれる?と目でお伺いを立てると怒られはしなかった。


ジュルジュル、グズグズと嫌な音が続く。ガラス容器の中に血と膿の混ざったドロドロの液体が溜まっていく。


5分程だったとは思うが拷問は永遠に続くかのように思われた。


終わったぁ。


「良く頑張りました」


女医がガーゼを手渡してくれた。


ワイシャツに血が飛び散っている。


おいおい、こんなんじゃ外で警官に呼び止められちまうじゃねえかよ。


ガラス容器の中には200ccほどの濃いオレンジ色っぽい液体が溜まっていた。


不思議に喉の傷口に痛みは無い。


「口内炎や口の中に傷があるときは生ものは避けなさいよ。体力が落ちてるときは雑菌が悪さをしてこう言うことになるからね」


と警告を受けた。


その晩、3日振りにそうめんを食べた。


皆さん。口腔内に傷があるときは絶対に生ものは食べてはいけませんよ。もし、おかしいと思ったらすぐに病院に行きましょう。地獄を見ないで済みますから。


人生60年を経て痛い話は数々、皆様の幸せの為、おいおい紹介してまいります。(笑)