ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

積水ハウスに決めた理由1 航空騒音に備えて

この辺りまで書くとかなり現在に近づきますのでもう一踏ん張り。


紆余曲折はあったものの8月末に積水ハウスと仮契約を締結しました。
話はトントンと進むかに見えたのですが・・・。


9月に入って綾瀬の土地でもめ事が発生。接道している通路部分の土地で隣接する地主と交渉が進まないと言う連絡が入りました。実はこの通路部分、叔父と隣家で持ち合いになっているとかで、3メートル幅の6割が叔父、残り4割が隣家と言うことでした。
私は残り4割を借地でも構わないと言っていたのですが、将来的にもめたくないと言う隣家の地主さんがなかなか納得してくれないと言うのです。


積水の営業さんも借り入れ予定の銀行の営業さんも心配で何度も連絡をくれます。


そして11月中旬。叔父から連絡が入り、隣家の地主さんから借地ではなく売却したいとの申し入れがあったと連絡が入りました。結果、叔父の持ち分が8割になったそうです。よく分かりませんが、実質3メートル幅の通路の2.4メートル部分が叔父のもの、残り0.6メートルが隣家の持ち分と言うことで決着がついたとか・・・。実際にはなにも変わらないんですけどね。


さて、本題のなぜに積水ハウスに決めたかについて書きます。
最初にどんな家を建てるかで箇条書きにしたものがあります。


1.航空騒音地域であるため遮音性が高いこと。
2.地震や自然災害、火災などに強いこと。
3.断熱性と気密性が高く、冷暖房効率が高いこと。
4.耐久性が高く、建築後のメンテナンスコストの掛からないこと。
5.間取りに自由度があること。
6.営業さんの対応が良いこと。


その基準に積水ハウスがどう対応しているか。100%ではないですが、合格点を付けました。


1.航空騒音地域であるため遮音性が高いこと。


今回の家については積水ハウス音響研究所が防音対策を提案してくれています。防音施工に関しては4段階あります。実は施主である長女が自宅を作業場にして仕事をするため作業場のみ上から2番目のグレードで防音室にすることにしています。それ以外の部分は簡易防音と言うことで一般より防音効果が高い程度にしています。
今回の現場は厚木飛行場から西に3キロ程の位置にあります。滑走路の前後ではなく横にあるため騒音被害は低いとされています。とは言え、戦闘機が旋回して上空を通過する時の音はけたたましいものです。一度、積水の営業さんと二人で騒音を体験しようと言うことで平日に行って数時間待ったことがあります。
騒音の元はアメリカ海軍の空母に搭載されているF18スーパーホーネットです。その騒音は滑走路前後では120dbを上回ります。この音は新幹線が真横を300キロで通過する音に匹敵します。もしくは、新橋のJRのガード下で電車が通過する時の音に近いです。
ラッキーと言うか、その日にたまたまF18が上空を通過しました。とは言え、音が聞こえた時には機体は見えなくなっていましたが・・・。もちろん、通過中は会話の声がお互いに聞こえませんでした。
「ひゃひゃひゃ」と二人で笑っちゃいました。確かにうるさい。その間、およそ30秒。
・・・ゴーーーーーッ、ギャーーーーーー、ゴーーーー・・・・・。てな感じです。
その後も少し待ちましたが通過したのはその一機だけでした。


基本的にF18は横須賀に空母が寄港している時にしか飛来しません。これまで何度も現場を訪れていますが、聞いたのは1~2回です。むしろ、海上自衛隊の哨戒機の方が頻繁に飛んでいます。哨戒機については比べものにならないほど静かです。
建築現場では上空通過時に100db程度の騒音と言われています。これを50db程度まで軽減できることが目標で設計をすることになっています。
30秒間、少し騒がしいオフィスの喧噪程度の騒音が聞こえるそんなレベルになるそうです。


今回の家の重要なコンセプトである遮音ですが、断熱を寒冷地仕様のハイグレードにして、全ての窓はスイングサッシ、外壁に面する内壁は異なる厚さの石膏ボード2重張りにします。防音室は家の中心にあり、これらの簡易防音施工の内側にさらに強防音施工を行うものです。


遮音については引き違い窓と滑り窓ではかなり遮音性能が異なります。引き違いはレール部分があるために性能値に限界があります。今回は音の伝搬媒介となる空気の侵入を極力抑えるため全ての窓を小さな滑り窓に指定しました。もちろん、数も最低にしています。


外壁を陶板のベルバーンにして、窓を全て3層のAJサッシに、室外に出るドアは全てエアタイト、そしてリビングの大きな吐き出し窓はFIXガラスにしてあります。


遮音についてかなり細かいことを営業さんに要求しましたが、音を上げずに対応してくれたのが積水ハウスの営業さんだったと言うことです。


遮音だけに音を上げたらおしまいですよね。


続く

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