ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

今年はもっと釣りに行かねば

周りから多趣味と言われる私ですが、50年近く続けている趣味が釣りです。
小学校の時に母の知人の旦那さんが使わなくなった竿とリールをくれました。
学校でこの話をするとそれまであまり仲の良くなかった友人が釣りに誘ってくれたんです。
初めて行った場所は横須賀の久里浜港です。
今はすっかりと整備が進み、とても釣りをするような場所は無くなってしまいましたが、当時はどこでも釣りができましたし、崩れかけた防波堤やらあちこちにあってアイナメやカレイなど色々な魚が釣れました。
中学に上がってから周囲に釣りをする仲間が結構いることに気づきました。
授業なんてそっちのけで週末はどこに釣りに行くか相談している始末です。
もちろん、その頃は岸壁や防波堤で釣るのが常でしたが、誰かが釣り船に乗って釣りに行こうと言い出しました。
世の中にそんなものがあるのかと仲間達は興奮したものです。
そして、スポーツ新聞の釣り欄を見て船宿を決めて仲間4人で初の船釣りに挑戦した訳です。
船宿は三浦半島の小網代湾(所謂油壺と言われる地域)のしんや丸と言う船宿です。
ここは遠征船と行って、伊豆大島近くまで走る船として有名です。
無謀ですよねぇ、初めての船釣りに遠征船なんて・・・。


船酔いなんて知らない4人の中学生は太平洋の荒波の中、1人は走り出してまもなく見事に船酔いの洗礼を受けます。(酔い止めなんて知らなかったかも・・・)
当時の貸し竿についているリールは所謂1:1リールと言うもので一回巻くとほぼ40センチくらい巻けるもので、そんなリールで100メートルの水深の釣りをする訳です。
周りの大人達はもっといいリールを使ってます。1:4とか言うやつですね。
無謀な中学生達は荒れた海で波を被りながらガリガリとリールを巻くのです。
私と今でも釣りに行く友人Sは一匹釣るまではと必死に頑張ります。
もう一人のTは吐きながらも止めません。
Kは釣りもせずコマセを巻くばかり。(笑)
釣りとは地獄だと思ったことでしょう。


周りの大人達は次々と魚を釣り上げて行きます。
私たち中学生は魚のアタリが分からず空振りばかり、いっこうに釣れません。
そして、ついに群れに当たったのか、私とSに念願の魚がヒットしました。
上がってきたのは50センチ近いハチビキと言う魚。
私はここでついにダウンです。
ようするに頑張った三人はなんとか魚を手にしましたが、最初から酔ったKは坊主です。


周りの大人達が次々に釣り上げていたのはチカメキントキと言う魚です。
それから40年・・・チカメキントキは私にとって幻の魚でした。


そして、ついに東伊豆の初島周りでチカメキントキが釣れると言うことで行った訳です。
その時の釣果がこれです。

目が光っていますね。そうです深海魚です。金目鯛にも似てますよね。


なんと美しい魚でしょう。


当時13歳の少年は荒れ狂う海の上、意識が朦朧とする中で周りの大人達が釣り上げるこの魚を瞼に焼き付けて40年が過ぎていました。


この魚、その後伊豆七島の新島周りで27匹とクーラーに入らない程釣れたこともありました。
私が幻の魚だと言うと友人は「アホでも釣れる」と馬鹿にしてましたが、そうではないのです。40年来の憧れの魚と言うことです。


なんとなく日々を過ごして、釣りに行くのも少し億劫になっていましたが、今年からは奮起して釣りに行く回数を増やしたいと思います。なったって、新居の近くに良い船宿を見つけましたからね。





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