ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

コーヒーサーバーに切れる

機動戦士ガンダムはご存知だろうか。
その中にニュータイプと言う新人類が登場する。
ニュータイプとは物を見るとその本質をすぐに理解できると言う能力を持っているんだそうです。
だからこそ、子供がモビルスーツのような複雑なメカに座っただけで突然戦えるようになると言う話なんですが・・・。

さて、私も女房もコンピューターのシステムエンジニアでした。(女房は現役)
悪い癖で、機械類を買うとマニュアルも読まずに雰囲気で使ってしまいます。
たぶん、ここをこうすれば・・・ほら、動くじゃんみたいな感じです。
世の中にはしっかりとマニュアルを読んでから使い始める方が殆どですが、我々は特に私はマニュアルとは困った時に開く物と言う感覚があります。


そんな訳で、コーヒーサーバーを箱から取り出した訳です。

構造は簡単。上部の蓋を開けるとコーヒータンクと背部に水のタンク。
水のタンクは開くところが開くのでそこから水を入れる訳です。
そして、コーヒーは・・・どうやって入れるんだ・・・。
やっとマニュアルを見るわけです。


なるほど、この筒状のコーヒーをカポッとはめ込んで押し込む訳ね。

コーヒータンクにコーヒーが無事に入りました。


コーヒータンクを元の位置に戻そうとする女房。
「あれ?収まらないよ」
確かに、蓋がちゃんと閉まりません。


コーヒータンクを取り出して裏から見ると穴が開いてます。
底部には穴の開いた円盤状の物があります。
「たぶん、これは計量器だな。一杯分のコーヒーがここから出て下に落ちる構造だ」
見比べるとサーバー側の穴とタンクの穴の位置があっていないためピッタリはめ込めない状況のようです。
円盤状の板にはOPENとCLOSEの文字と矢印があります。
「これ、回るね」
と回す女房。
回して穴の位置を合わせてサーバーに戻そうとしたとき、円盤が外れてコーヒーがザーッとサーバー本体にこぼれました。
実はこれ、コーヒータンクの分解用の表示だったんですね。


真新しいキッチンの白い天板はコーヒーが飛び散り、一部はこぼれた水に溶けて真っ黒に・・・。
濡れタオルで一生懸命拭く私。


なんとか試行錯誤でコーヒータンクを押し込み、いざ女房の好きなカプチーノを作ることになりました。女房の機嫌も少し良くなる。


シュボボボボ、ジュワーッ。


おおっ、出た。立ち上る湯気。


「駄目じゃん。お湯しか出てこないっ」
と女房。
「コーヒーが供給されてないんだねぇ」
と私。


また蓋を開けてコーヒータンクを持ち上げると・・・ザーッとこぼれるコーヒーの粉。
「もう!!!、ちゃんとはまってないじゃん」
と叫ぶ女房。
おっとりした顔とは裏腹に実は沸点の低い女なのです。
私は再び濡れタオルでこぼれたコーヒーをふき取り、床にこぼれたコーヒーも拭きます。


「だから、タンク側の穴とサーバー側の穴があってないから計量器側のコーヒーが供給されないんだと思うよ」
と私。


小一時間、コーヒータンクを分解しての構造解析をした訳です。
「なるほど。そう言うことね。構造は分かった。しかし、位置を合わせたいがどうも手では回らないね。おかしいなあ」
と私。
「なんなのこれ。コーヒーが半分近く無駄になったじゃない。使えないなあ」
と、ぶち切れる女房。
機械のせいではない、使う側の問題です。


そこでやっとマニュアルを見る夫婦。


なんてことはありません。穴の位置が合っていない時の初期化方法が載っていました。


結局、機械を取り出して悪戦苦闘の2時間の後、やっとエスプレッソが飲めた訳です。


その後、新品では不要な機械の分解清掃などを行い、しっかりと構造を理解した夫婦なのでありました。


と言うことで、今回改めて我々が決してニュータイプではないことが判明したのでした。


マニュアルはしっかり読みましょう。
私達は過去にシステムを作成してお客様に納入してきた訳ですが、やはり私同様にマニュアルを読まずに使えないと文句を言う方もおられました。
数日掛けて厚さ1センチのマニュアルを作ったのに読めよーって思ってましたが、他人事ではありませんよね。(笑)


でも、これは癖なんでしょうかねぇ。


困らないとマニュアルを開かないんです。








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