ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

基礎が崩れて揺れる家

家を建てる上で基礎は大事ですよね。
他メーカーでベタ基礎が多い中、積水ハウスは布基礎を採用しています。
布基礎とベタ基礎、優劣は別にしてその土地に合った方式を採用するべきです。
普通、布基礎はフーチング、立ち上がり、防水コンクリートの3回に分けて打設するところ、積水ハウスはフーチングと立ち上がりを一度にやってしまうので、2回で済ませています。
打設回数は少ない方が良いとか。ベタ基礎を採用するケースが多いのは回数が2回で済むので工事原価を抑えられると言うメーカーの目論見があると聞きます。


最近の家は大体どちらかの方式の基礎で建てられているのですが、古い家は石の上に塚を立ててその上に大引きを敷いて建てています。古いお寺などを見ると、石の上に柱が立っているのがありますよね。後は史跡とかに塚石だけが残っているものとか。


今年の夏に古い友人を訪ねて行った時の話です。
友人の家は築50年近い建物です。見た目は結構モダンな家なんですが、どうも基礎が布でもベタでもなかったようです。


随分と昔の話になるそうですが、大雨が降って家の角の地面が崩れてしまい、基礎である塚石も流れてしまったのだそうです。
つまり、家の角の基礎が浮いている状態と言う事です。
その浮いている基礎の上には廊下と10畳の和室があるんですが、廊下の辺りを歩くだけで10畳がまるで地震のように揺れます。
なんと、飛び跳ねると震度3程度の揺れを感じます。
友人は現在一人暮らしで、補修する金がもったいないとそのままにしてあります。
地震とかきたらヤバイから直した方がいいよと言うのですが、そのうちねと笑っていました。


現在の基礎であれば、このようなことは起こりづらいとは思いますが、大地震で発生する液状化のような広範囲の沈下なども考慮したいものです。
もちろん、まともなメーカーであれば地盤改良などによって補強はするのですが、最も良い方法は土地を入手する際に購入予定の土地がかつて沼地や水田ではなかったところを選ぶことです。


地震や災害に強い家を選ぶ前に、地震に強い土地、土砂災害や水害が起きそうにない土地をを選びたいですね。まあ、そう言う土地は安く手に入るんでしょうが、何か起きた時にせっかく建てた家も駄目になってしまうかも知れません。


余談ですが、3.11の東日本大震災の翌年に奥松島を訪れることがありました。私の父の実家が宮城県の大崎市で地震見舞いに行った時のことです。

基礎はしっかりしていたんでしょうね。津波にも流されずに家の殆どは残っていました。ただし、殆どの家は一階の部分がガランとしていました。波に浚われたんですね。
かと言って2階に住めるわけもなく、この地域は誰一人として歩く人はいませんでした。
もちろん、平屋は全滅です。


地震や台風を始めとして海に近ければ津波が心配、山が近ければ土砂崩れが心配、そして川が近ければ堤防の決壊が心配と災害にはことかかない国土が日本です。


家造りには想像力が大切です。家そのものに興味が行きやすいですが、土地そのものの災害対策も検討したいですね。


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