ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

裁判体験

昨日はとある裁判の証人として裁判に参加してきました。
そうそう経験できるものではありませんから、体験談を書きますので今後の参考にしてください。(笑)


法廷はこんな感じでした。

(参考画像です)


なんと4時間半・・・。


私を含めて呼ばれた証人は4名、質問する弁護士が計5名でした。
私達証人は柵のこちら側、証言の際には中央の席に一人ずつ呼ばれて座ります。


私は原告側の唯一の証人としての出廷です。残りの3人は訴えられている側の証人と言うか、訴えられている人たち。


最初に出廷名簿に名前を書き、さらに証人として宣誓書に署名捺印をして提出します。
その後、開廷の際に証人全員で宣誓書を読み上げて名前を名乗ります。


裁判官はそれを読み上げたからには、裁判中での証言に虚偽があった場合は罰せられますという説明をして裁判が始まります。


私が最初の証人として中央の席に座りました。


「質問は左右からありますが、発言は正面を向いて行ってください」
と言われます。どうやら録音マイクが前方にあるかららしいです。


はじめは原告側の弁護士から質問が始まります。
質問に対しては頷くだけでは駄目で、録音しているので声で返事をするように注意されます。つい、これを忘れて頷いてしまいます。
また、質問者と声が重ならないように、質問が終わってから答えます。途中で答え始めると注意されます。


原告側の弁護士とは事前に打ち合わせているので質問も回答もシナリオ通りに進みます。
これは特に問題なしです。


問題は相手の弁護士の質問です。
聞けば、一人は老齢な左翼系弁護士の旗頭と呼ばれる人物、もう一人は売り出し中の切れ味鋭い弁護士だそうです。


質問に対しては結論を先に、手短に答えるようにしました。
逆質問をしてやろうとすると「質問しているのはこちらです」とピシャリとやられます。
ちょっとムカっとくる質問もありましたが、それは向こうの作戦ですから、そこは冷静に何度も同じ質問をさせたりして、ああそういうことですかと納得したような顔で答えます。結局は「覚えてません」と言うんですが。
なんだか、号泣代議士になった気分。(笑)


私は計5人の弁護士さんから約1時間に渡る質問を受けました。
お蔭さまで声がガラガラになりました。


発言の間、女性裁判官は私の顔をジッとみていました。
だから、私も裁判官の顔を見ながら答えていました。


知っていました?


人間、何かを思い出す時は視線が右へ、何か生み出そうとしている時は視線は左に行くそうです。


だから、私は視線を前に向けたままにしていました。


残りの3人の証言が終わった時にはもう夕方になってました。


最後の証言が終わると、唐突に閉廷が宣言されます。
「長い間お疲れさまでした。これで終わります」
それだけ。


閉廷すると、弁護士さんたちが裁判官の元に集まって、次回の日程とかをワイワイと決めます。


実はこの3人の証人、一人を除いて20年振りの再会。
「その節はお世話になりました」みたいな挨拶をしたりして・・・。
別に私はこの方たちの喧嘩してる訳じゃありませんからね。
「お疲れさまでした」なんて言って別れました。


裁判はいかにこちらに有利な発言を証人から引き出すかと言う場です。
そして、それを聞いている裁判官がどう判断するか。
相手側証人は初めての裁判と言うことで皆さん緊張してました。
私は・・・仕事の関係で初めての出廷ではありませんし、こういう場で緊張するメンタリティーはありません。(笑)
ふてぶてしく見えたらマイナスポイントかも知れませんね。


しかし、法廷と言うのは不思議な空間です。ある意味、劇場ですね。


余程のことがなければ裁判は誰でも傍聴ですきます。
私も何度か傍聴したことがありますが、お暇な方は一度は行かれてみてはいかがでしょうか。変わったものが見られるかも知れません。




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