東北の旅(ルーツを求めて その2)
今回は当家のルーツを求めて従姉妹と二人でランエボに乗って岩手県の江刺に行ってきました。城の名前を言うと姓が分かってしまうので内緒です。
目指したのは当家の祖が豊臣家康の北条攻めに乗じて旧領地奪還を目論んで乱を起こして籠城した最後の城と言われる城の跡に行ってみました。
本丸の周りの掘りに架かる橋です。もちろん、昭和に架け替えされたもの。
雑草が鬱蒼と生えていて水堀か空堀かは不明でした。
ここは本丸跡で、橋の手前に二の丸と三の丸があったそうです。
城の規模としては説明看板に書かれていましたが、南北に300メートル、東西に600メートルあったそうです。
それから、ここは国指定重要無形民俗文化財の鬼剣舞の関連地域だそうです。
鬼剣舞とはこれです。テレビで見た記憶はありますが、実際には見たことはないです。
我が祖先達はこの城に籠って最後まで抵抗しましたが奮戦も空しく敗れてしまいました。
その後、秀吉の奥州仕置きで領地は没収、お家は改易となってしまいました。
この鬼剣舞は江戸中期の念仏踊りが発祥と言われているので、我が祖先とは無関係だそうです。(笑)
なぜにここに石碑があるのかは不明・・・。
と言うのも、昔はここ本丸跡に歴史資料館があったんだそうですが、今は取り壊されて資料を見ることはできませんでした。残念ながら今は鬼剣舞の舞台が建っています。
そして、これが当家の家紋です。鬼剣舞を舞う人たちの衣装に描かれていますね。
実はこの発見で当家の本当の家紋が確認されたと言う事実。
奥州士置きの後、当家の祖は伊達正宗に匿われて大崎市の松山と言うところでひっそり暮らしていたそうなのですが、そこの近くにあった当家の先祖の墓の家紋は梅小鉢だったのでそれを使っていたんですが、どうやらこちらが本流のようです。
(松山に関しては以前の記事で書いています)
日本国内に3000世帯ほどしかいない姓ですが、果たしてこの家紋を知っている人はどれくらいいるんでしょうか。
この後、従姉妹が行ったことがないと言うので近くにある「江刺・藤原の郷」に寄り道しました。
なんと、大河ドラマの「真田丸」の撮影をしていました。
ここは過去に色々な大河ドラマや映画などで使用された有名なロケ地なのだそうです。
この翌日、父方の実家を後に母方の実家に寄り道しました。
途中に寄り道して蔵王の遠刈田温泉に、そこにある刈田峯神社蔵王大権現の鳥居。立ち上る煙は湧き出る温泉の湯気です。
この手前に温泉施設と足湯などもありました。今回は写真だけ。
天気が良ければ美しい山並みの写真が撮れたんですが、生憎の天気で山が霞んでいます。
霧に霞む山も大好きです。神秘的でいいですよね。
ルーツを辿ると戦国ロマンの一端に触れることができます。
落城寸前の城に籠り、攻め寄せる敵兵に奮戦した祖先達の姿を夢想した旅でありました。