ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

地盤改良(柱状改良)をさらに調べてみました

GWはどこに行っても混雑するので出かけないことにしています。


暇なのでさらに柱状改良の六価クロム問題を調査してみました。


以下は平成15年に出され専門委員会の調査結果と国への答申案です。まず一読してみてください。


セメント系固化処理土に関する検討

平成15 年6 月30 日

セメント系固化処理土検討委員会

委員長 京都大学大学院 地球環境学堂 教授 嘉門 雅史


http://www.mlit.go.jp/tec/kankyou/kurom/pdf/hokoku.pdf#search='%E5%85%AD%E4%BE%A1%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A0+%E5%AF%BE%E7%AD%96+%E5%9B%BD%E5%9C%9F%E4%BA%A4%E9%80%9A%E7%9C%81'


まとめに書かれていますが、

「モルタルやコンクリートのようにセメントの水和反応が充分進行し硬化するものからはほとんど六価クロムの溶出のないことが確認されていることから、コンクリートの施工工程、コンクリートの解体・再生材、薬液注入施工時等を対象とした」

のように住宅等の建築で使用される場合はほとんど問題がないと言うことです。


また、資料内で検証していますが、火山灰質粘性土(関東ローム層などの火山灰の体積による地質)については他の土質と比較して溶出頻度および濃度が高い傾向にあるようですが、住宅建築などの小規模建築では溶出しても微量であり、もし溶出しても未吟遊の地質に吸着した段階で安定化するため他への流出の可能性は低いと言うものです。


確かに普通ポルトランドセメントと固化剤に関しては溶出試験の結果では高い溶出結果が表れていますが、これがあたかもすべての土壌で発生すると言う認識は誤りのようです。


まとめてみると(答申からの引用)


◆柱状改良で地盤改良をすると全て六価クロムが溶出するのか


基準値を超える溶出はごく限られた地質については認められるものの柱状改良による

全ての施行例で六価クロムが基準値を超えるとは限らない


◆六価クロムが溶出した場合に周囲の地盤に浸透するのか


溶出したとしても周囲の土壌に付着して三価クロムに還元されるため流出は考えられない

また、三価となったクロムは化学的に安定しているため、三価から六価への反応は起こりにくい


この解説を読むと、例えば火山灰粘土質の土地で柱状改良をして運悪く六価クロムが溶出したとしても周囲の土壌に吸着した後に無害な三価クロムに還元されるのであればどうでしょうか。


ここからは私見です。誰かに向かって書いてるものではありません。


確かに六価クロムは口から0.5~1グラムを摂取すれば致死量と言われますが、1グラムとは小麦で小さじ擦り切りの1/3です。また、調査で検出されたとされる六ヶ所の現場の地下水でも0.02mg/リッターと言う数字です。1トンの水を飲んで2mgです。500トン飲んでやっと1グラムです。地下水を飲料水にしているとしてですが。

まして、家庭菜園で摂れたほうれん草にどれだけの水分が含まれるでしょうか。300グラムのほうれん草、含まれる水分が50%として0.15リットル、もしこれに0.02mg/リッターの六価クロムが含まれているとして摂取量は0.003mg・・・かな。一体どれだけのほうれん草を食べると死ぬんでしょうか。水の約六倍だから3000トンのほうれん草を食べると死ねます。


などと馬鹿なことを書きましたが。


何度も書きますが、東北の放射線被害による作物や魚介類の風評被害もそうですが、マスコミや週刊誌、ただ人の書いたネットの記事を拡散して騒ぎを大きくする輩に振り回されず、自分でしかるべき機関の調査報告などを調べるべきだと思います。

ノストラダムスもそうだしマヤ歴2012年12月21日に人類が滅びるなどおかしな噂で右往左往して、集団自殺までした人がいます。

情報の出所はちゃんと確認して、それが本当なのか見極めるべきです。中国じゃ噂で塩を10トンも買い占めた馬鹿までいます。


地盤改良の会社が柱状改良の危険性を示唆する記事には映画でやってたとか、単に六価クロムの危険性をアピールするだけで、自分で検証しているところなんて少数です。そんなコスト掛けられません。他が言ってるからうちもみたいな乗りです。

挙句の果てに自社のハススピード工法は液状化の時に柱状の採石の中を水圧が逃げるから万全と書いてますが、その水圧の元が液状化した泥なんですげどね。まわりの土壌がみんな泥になって採石を通って流出したら採石を支えていた周りの土はどこにいっちゃうんでしょうね。周りがスカスカなのにただ積んだだけの砂利で家が支えられる訳ないでしょ。

おかしくないですか?


詐欺も現れます。


お宅の地域はもと湿地帯で床下の湿気が高いので換気装置を付けないと家が10年保たないと言われて床下に300万もかけて無駄な換気扇を20個も付けられた人の話をテレビでやってましたが、ひどいもんですね。


警告しておきますが、そのうち真面目そうな作業服を来た営業さん突然やってきて。

「お宅は柱状改良してますか」

「はい」

「ちょっと調べさせてください」

「はい」

「おおっ、地中から0.8mg/lの基準値を超えた六価クロムが検出されました」

と六価クロムの危険性を延々とまくしたて、このままではお隣さんにも流れ出してとても危険ですと怖がらせてくれます。

そして、キロ数百円の中和剤を使って土地の攪拌工事をして、翌日には数百万の請求が届きます。


言っておきますが、六価クロムはセメント凝固時の水和反応時に生成されるもので、だらだらと生成され続けるものでもない(石灰と水が反応して発熱するんで、いつまでも発熱してる訳がないし、発熱が原因で三価→六価になる。お弁当あっためるやつみたいに水入れると熱がでるやつありますよね)し、大量に流れ出すものでもありません。乾燥中のセメントからにじみ出る水なんてたかたが知しれてます。


ほとんど、悪徳白アリ駆除会社と同じ手口ですね。


見ていてください。近いうちに絶対に六価クロム詐欺業者が現れますよ。












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