ぽこにゃん積水ハウスの里楽で平屋を建てる

2016年の7月に積水ハウスの里楽で平屋を建てました。
神奈川県のど真ん中に敷地130坪、延床43坪の家です。始めての庭造りや家庭菜園に悪戦苦闘しています。
趣味の釣りなど、遊びや日常のことも書いていきます。

工事を見ていて思ったこと

暇があれば現場に行っては馬鹿みたいに口を開けて工事の様子を見ているんですが。


この日の棟上げなんですが、レッカーで次々と束や梁を釣り上げていくんですが、上で受け取った職人さんは迷うことなくあっちこっちに持っていってははめ込んでいくんです。

また、その部材がスコンスコンと綺麗に納まっていく訳です。


昔の大工仕事でも柱や梁なんてのは加工場で切ったり削ったりして作っていくんですが、どうしても収まりが悪いと現場で削ったりして調整して収めていくんですね。

長い場合は削ればいいですが、短い場合はどうするか、本来は柱や梁は作り直しなんですね。ところが、劣悪な業者は隙間があいたままそのまま進めます。木片を隙間に差し込んでボンドで固めたりするのはまだ良心的と言えます。柱にヒビがあればボンド流しこんでカーボンテープ巻いて補強。

もちろん、この時点で施主がチェックすれば分かるようなもんなんですが、まあ殆どの施主は見に来ないか、来ても遠巻きに見てるだだから分からない。

基礎の束だってそうです。設計通りに土間コンが打たれてなけりゃ長さが足りたり長かったり。足りなきゃ板をかますかそのまんまです。住んでからなんか床がフカフカするなんてのはこれが原因。根太打って、床を敷いちゃえば見えなくなりますからね。

シャーウッドは床根太は鋼材製、束はボルト式です。水平を見ながら高さを整える筈です。これも全て確認します。


まあ、そんなこんなで私は現場で梁や柱の継ぎ手をズームで撮影してます。隙間がないか、変な物を挟んでないかって。


しかし、すごいと思ったのは積水のプレカット技術ですね。これらは全てCAD設計図を元に部材の寸法出しから切断に至るまで行い、全ての部材には管理番号が振られています。これは他社でもやっているかも知れませんが、不具合があれば品番を指定して再カットして持ってくるそうです。その精密さには驚きました。

隙間をノギスで測定しましたが殆どぴったりでした。・・・脱帽。


ところでみなさん、基礎が出来たとき水平って調べました?

この時点で傾斜していたら大変ですよぉ。後で発覚したらジャッキ入れて調整しないと行けませんが、簡単な事じゃありません。だって、基礎と家はアンカーボルトで固定されてるんですから、簡単に持ち上がる訳ありません。クレームで一度解体して建て直したケースもあるそうです。

今回は基礎の水平と立てられた柱の全てに水平儀あてて曲がって立ってないかをチェックして回りました。まずは誤差内ですね。(笑)

柱が傾いてれば上に行ってから歪みが出て、納まるものも納まりません。

完成してから床をビー玉が転がって行く様子を見て血の気が引かないように・・・。


余談ですが、関西空港の地盤て凄い勢いで沈下してたんですよ。だから、建物の基礎には最初からジャッキが入ってました。毎年3センチペースで沈下していたとか。まあ、設計者が予見していて対策をちゃんと講じていた訳ですからマシでしょう。


職人さん達は私が調べて歩いてるのをチラチラと見てますが、不安そうな顔をしないのは自信があるんでしょうね。施工監督さんなんかは検査が厳しいって笑ってます。


建築に素人な方が殆どなんで仕方がないんですが、自分でチェック出来なければ30万くらいの費用で検査機関に依頼して都度工程毎のチェックをしてもらうことが可能です。

長期優良住宅審査を受けている施主さんは少しはマシかもしれませんけど。


建具の位置が違うとか壁の幅が違うとか、見える場所しかチェックできないのは仕方ないことですが、問題はもっと遙か前の段階にあります。それも、後戻りできない重大な問題が・・・。

防衛責任は施主にあります。専守防衛ではなく、積極的防衛が必要です。(笑)


まあ。私なんて特種なケースでしょうね。こんなに現場に入り浸りの施主なんてまずはいないそうです。仕事にしようかな? 会社の定款に家屋建築検査とか書こうかしら。


だって。リタイアしたオヤジはすることがないのです。(笑)


さて。明日は現場入りです。屋根の野地板張りは終わってる筈です。


知ってました?、釘って打つ箇所で種類が違うこと。そして、打つ位置によって打ち方も違うこと。真っ直ぐ打てばいいってもんじゃない、箇所によっちゃあ少し斜めに打つとかあるんですよ。


要チェックやーっ!!!




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